ロマンティックとカモミール – 遠藤瑠香

カモミールの香りにつつまれて
あなたのことおもいだしている
甘くてやさしい湯気のむこう
すぐそばにいるみたいね

夢心地のまどろみのなかでも
あなた以上ほしいものはない
ほんとのわたしを知ってほしいの
隠しておけない

胸いっぱいに吸い込んだ
爪先からまつげの先まで
ぜんぶあなたでぎゅっとぎゅっと埋めてみたいの

ふわふわとみちびかれたロマンティック
今日からはじめましょう運命
ヒトとヒトは引き合うものだから
「おやすみなさい」からもうこれだけ
同じことずっと考えてる
カモミールティーならとっくにからっぽなのにね
眠れないんだもの

小さい子がわがままいうみたく
思い切って伝えてもいいかな
好きなの変なのわかってるの
でもとまらないよ

広い空見上げて
風が運んできてくれるものは
いつでもトクベツ、すてきでしょわたしだけのもの

ゆらゆらとただよってはロマンティック
あるとき見つけたの偶然
花の蜜のにおい求めたエデン
「伝えてもいいかな」からどれだけ
言葉浮んでは消えたの
素直になって大きく深呼吸したら
こころ、あったかい

カモミールのいい香りとロマンティック
どちらが強く効くのでしょう
眠れないのはあなたのせい…かもね

強烈にはなたれたロマンティック
今すぐはじめましょう運命
ヒトとヒトは引き合うものだから
「おやすみなさい」からもうこんなに
あなたの香りに夢中なの
カモミールティーならとっくに2杯目なのにね
眠らせてくれない