辰巳ゆうと
運はめぐると 信じたら時を待つのさ 時を待つかたい蕾は まだまだ三分晴れた空へと 願いこめいつか咲かせるこころ満開 花吹雪
勘を味方に ひょうひょうと風を呼ぶのさ 風を呼ぶ咲くも咲かぬも 五分五分だろか抜かりしくじり 糧にしてあの日誓った涙一粒 忘れない
傷も誇りと 思うとき明日が来るのさ 明日が来るひとつ香れば つぎつぎ香る夢の景色が 色づいてきっと咲かせるこころ満開 花吹雪
あと一粒の涙で ひと言の勇気で 願いがかなう その時が来るって僕は信じてるから 君もあきらめないでいて何度でも この両手を あの空へ
あの日もこんな夏だった 砂まじりの風が吹いてたグランドの真上の空 夕日がまぶしくてどこまで頑張ればいいんだ ぎゅっと唇を噛みしめたそんな時 同じ目をした 君に出会ったんだそう 簡単じゃないからこそ 夢はこんなに輝くんだとそう あの日の君の言葉 今でも胸に抱きしめてるよ
信ずる誠(みち) 咲いて散る花時代(とき)の流れは 淡雪のように
斬るは人より 己の魂(こころ)斬って次代の 誠を通すなみだ沁み入る だんだら羽織誰が知ろうか 胸のうちああ 月よ 何処(いずこ)へ流れゆく
胸に残るは 愛しき女(ひと)の想い徒花(あだばな) 憂いの花よ義理と情けに 気持ちは揺れて武士は日の本 未来(ゆめ)を追うああ 未練洗えよ 京の雨
鳥羽の川風 伏見の雲よ散りゆく明日の 儚い大志負けた
さみしい雨に打たれてもいつかは止み間に笑う月小さく肩をすぼめても背中にやさしく手をくれる人情自慢のこの町はどこにも引けはとらないぜみんなを照らす、なにわ月 なにわ月
いい目ばかりを見るような人生なんかはありゃしない1+1が0(ゼロ)もあるはじめは誰しも何も無い陽気な涙にこの町はやさしく変える力もつまかせておきな、なにわ月 なにわ月
故郷恋しと聞いた日は夢など失くしてないか問う遠く離れた友に云ういつでも
ぽつり ぽつりと 降り出した雨に男は何故か 女を想うひとり ひとりで 飲みだした酒に夢を浮かべて この胸に流すヤーレン ソーランョ 都会の隅でヤーレン ソーランョ 今夜も酒を
ヤーレン ソーラン ソーランソランソーラン ソーラン ソーラン鰊来たかと鴎に問えば私しゃ立つ鳥 波に聞けチョイヤサエーエンヤーサーノ ドッコイショ
ヤーレン ソーラン ソーランソランソーラン ソーラン ソーラン辛抱しゃんせと背中
春に生まれた友はあたらしい風がよく似合うあこがれを仲間と語るもいい何かを始めてみたくなる
夏に生まれた友は太陽の申し子のようさ光といっしょに歌っている自由に飛び立つ羽もある
ララララ ララララ この国は広いこんなに広い美しい国に生まれたよろこび
秋に生まれた友は夢の中 やさしいほほえみ静寂の星月夜 愉しもうか未来という字をふと思う
冬に生まれた友はつらぬける心根が深いその胸の情熱が氷さえも溶かしてみせると
時代遅れの 刀では人は斬れても こころは斬れぬ追っ手振り切る 道なき道は土佐から朽木(くちき) 梼原(ゆすはら)へ熱き血潮の ああ 竜馬道
夢は語るな 成し遂げろたったひとつの 命を賭けて広い世界は この手で開け伊予から大洲(おおず) 長浜へ清きまなざし ああ 竜馬道
人を愛して 生きてゆくそれは男と 女の宿命(さだめ)強いやつこそ やさしくなれる瀬戸の海越え 下関若き希望(のぞみ)の ああ 竜馬道
小倉生まれで 玄海育ち口も荒いが 気も荒い無法一代 涙を捨てて度胸千両で 生きる身の男一代 無法松
空にひびいた あの音はたたく太鼓の 勇駒山車の竹笹 提灯は赤い灯(あかし)に ゆれて行く今日は祇園の 夏祭り揃いの浴衣の 若い衆は綱を引出し 音頭とる玄海灘の 風うけてばちがはげしく 右左小倉名代は 無法松度胸千両の あばれうち
泣くな嘆くな 男じゃないかどうせ実らぬ 恋じゃもの愚痴や未練は 玄海灘に捨
右へ行こうか 左にしよか迷った時には ここへ来る渡れば何かが 待ってるようなそんな気がする 夢巳橋夢がいつでも 道しるべ今日の愁いは 風に舞え
慈雨(あめ)の恵みで すべてが育つ降らせて下さい この身にもひとりじゃ何にも できないけれど縁がうれしい 花手水(はなちょうず)人の情けに 支えられやがて綺麗な 花が咲く
一度かぎりの 人生ならば悔いなく生きたい 歩きたい夢が手まねき しているようで背すじ伸び
私は私 貴方は貴方と昨夜(ゆうべ)言ってたそんな気もするわグレイのジャケットに見覚えがあるコーヒーのしみ相変らずなのね ショーウィンドウに二人映れば
stay with me…真夜中のドアをたたき帰らないでと泣いたあの季節が 今 目の前stay with me…口ぐせを言いながら二人の瞬間(とき)を抱いてまだ忘れず 大事にしていた
恋と愛とは違うものだよと昨夜言われたそんな気もするわ二