Kiss — 辛島美登里

涙がでるよ、子供みたいに
あなたのまえで、私は不思議
素顔になって、プライド捨てて、心まで投げ出して

そばにいるのが、じゃまなら言って
ひとりでいたい時は、そうして
夜はみじかい 朝まで眠らずに あなたのかえりを、待つ

Kissして 昨日みた夢を かなしい予感を
言いそうになるくちびるを、ふさいで
あなたは こわいくらい
やさしいKiss 苦おしいKissを、する

1000の言葉が、届かない日も
触れあうだけで、許せる不思議
一瞬でいい、二人のぬくもりが、からだを通うように…

Kissして いまの私には ずっと私には
愛しかあげるものが、ない
みつめて 涙も枯れてしまう
ぎりぎりまで 切ないKissを、して

恋の行くえを占ってる
胸のほくろの星座をなぞりながら

Kissして 二人の明日が 決してサヨナラへ
動いてしまわないように
おねがい 変わっていくあなたに
私はもう、愛のほかに、あげるものが、Kissのほかに、ない