激流に生きる男 – 赤木圭一郎

風に啼いてる 波止場の鴎
何故に昔を 呼びかえす
海に生きる 男なら
古いこころの傷痕を
捨てようぜ 捨てようぜ
わかれつきぬ想い 俺の可愛いあの娘
捨てて行くのさ 海が待ってるぜ

濡れた夜風が 海鳴りのせて
和むこころを また乱す
海に生きる 男なら
海の彼方の 故郷へ
帰ろうぜ 帰ろうぜ
黒い海のしずく 俺の苦い泪
捨てて行くのさ 海が待ってるぜ

暁けの出船を 寂しく見てる
影を映した 水たまり
海に生きる男なら
辛い別れを 振り切って
生きようぜ 生きようぜ
星に泣いた瞳 俺の可愛いあの娘
捨てて行くのさ 海が待ってるぜ