禁煙席 – 見田村千晴

夢から醒めたような そんな顔するなよ
私を取り残して 遠くなんか行くなよ

そのままでいいよって
そのままが好きだって
言ったのはあんた
あんた

くゆらせた煙から
アイシテルが聞こえてた
あの頃が あの頃の二人が
狂ってただけだろう

知らない匂いつけて この町に来るなよ
照れ臭そうにして 禁煙席座るなよ

やめられやしないって
口出しはするなって
言ったのはあんた
あんた

もうすぐ父親になるんだ、
緊張すると唇を噛む
そこは変わってないとか
やめろよ

吐き出した煙でさ
隠してた未来とか
今だけが 今こそが正義だと
言えなくて 迷いの中

思い出辿るように 私を見るなよ
照れ臭そうにして 禁煙席座るなよ
つまらない男になったと あんたを笑ってるよ