その愛は – 西城秀樹

その愛は 熱い砂を散らせて
枯葉の秋を迎えた
その愛は たよりなく揺れまどう
季節をさすらう小舟

焼けた肌の夏の光を今
抱きよせて
過ぎゆく日を指でたどってみても
色あせる
ちぎれるほど抱いたあなたはもう秋の女
寂しい時 二人忘れるため 愛を今
シャワーのあと 濡れた髪を
また ぼくにあずける

その愛は 悲しいほど燃えるよ
まぼろしの愛の海を

その愛は 白い冬を溶かして
まぶしい春を 迎えた
その愛は たよりなく揺れまどう
季節をさすらう小舟

二人だけの 愛のコールを今 ささやけば
電話の向こうには 誰かの声 あなた呼ぶ
ちぎれるほど抱いたあなたの目は 時計みる
そうあなたはいつもブーツをはき
手を振った
風のように この胸から走り抜け
消えてゆく

その愛は 悲しいほど燃えるよ
まぼろしの愛の海を