赤い 赤い夕日の向こう遠い山並み ふるさとは しんしんと雪かじさま晩酌 ばさまはこっくりこみんな達者か かあさんもイヤー イディア 逢えず三年 また二年三味が道づれ 望郷の ああ一人旅泣いて 泣いて別れた駅の空にひと筋 流れ星 遠ざかる汽笛思い出すたび 頬ぬらすのは涙なんかじゃ ありませんイヤー イディア かわいがられた あの夜の夢はそのまま 夢のまま ああおんな旅花が 花が咲いたら花にりんごかじ
花は咲いても 淋しいものは人の別れと 春の雨会津恋しや 遠い空帰りたくてもナー 帰れはしない土産ばなしも ない今は ない今はハアー はるか彼方は相馬の空かヨー ナンダコラヨート雪は解けても 故郷の里は夢も咲かない しばれ空何度飲んだか ご免酒飛んで行ってもナー おふくろさんは肩ももましちゃ くれんだろ
故郷は どんなに どんなに 遠くてもいつもこころの 中にある夕焼け ネムの木 母さんの背中が恋しい 子守り唄おどま 盆ぎり 盆ぎり盆から先きゃ おらんど盆が早よ来りゃ 早よ戻る故郷に 残った いとしい あの人は今じゃやさしい 人といるたまには 電話を くれるけど訛りも似ている 父さんにつらい 恋して夢から 醒めりゃよもっと他人に なるばかり故郷は 涙の 涙の 隠し場処(ばしょ)何度埋(うず)めに 
星が星が 星がまたたくよ遥か故郷は その向こう風のすきまに 望郷よされコップ持つ手が かじかむ冬だああ 帰ろかな 帰ろかな よされの里よよされ よされ ああ……酒に酒に 酒におぼれてよぐずる ぐずる はぐれ者夢もちぎれた 他国のくらしいまじゃ会えない あの子やあいつああ 呼んでいる 呼んでいる よされの里よよされ よされ ああ……雪は雪は 雪はどか雪よ山に里に 降りつもる北の念仏 あのわらべ唄鳥は
風が 風があばれる 吹雪になるか海猫(ごめ)が時化(しけ)だと さわいでる十三(とさ)の湊は 恋港せめて釣ろうか あの娘(こ)を陸(おか)でおとこ追分 岩木山惚れて冬越す エンヤコラサノ エンヤラセ首に 首に手拭 巻きつけながら沖の向こうに 手をあわす恋の水揚げ 神だのみあの娘(こ)内気な とべないカモメこころ深浦 五所川原波は片恋 エンヤコラサノ エンヤラセ露地を 露地を曲がれば いつもの酒場ひ
あいや あああ あーあれをごらんよ 寄り添うカモメ幼なじみか 恋仲か津軽はるかに 風の中あいや あああ あー はぐれ旅あとを追うのかヨォ ふたりづれあいや あああ あー遠い山なみ 夕陽の港夢をぬくめた 北の町瞼とじれば なつかしやあいや あああ あー 祭り唄姉や弟はヨォ 達者でかあいや あああ あーなみだ隠して 飛んでけカモメ赤いくちばし ふるわせて津軽海峡 雪が舞うあいや あああ あー 波の果て
遠い恋でも 想い出傘はあなたに寄り添う ふたつ傘そっとつないだ 指と指命を預けた 恋でしたほろり ほろほろ 涙ぐせさんさ時雨が また降りかかるションガイナお国なまりで 互いの名前笑って呼び合う 雨の宿いろり囲んで ふたり酒しみじみこころに 沁みました今も 消えない 面影がさんさ時雨が また酔わせますションガイナ夢に出てくる あなたの傘は追っても追っても 遠くなるどこで暮らして おられます今でもやさ
お父うナーヨー 帰って来やれ故里(くに)の津軽を 忘れたか逢いたさ辛さで 身もやせる手紙書くにも わからぬ居場所早くナーヨー肩を寄せ合い 暮らそじゃないかお父うナーヨー 帰って来やれいろりかこんで 温まろや心配ばかりが 先にたつたった五人の 家族じゃないかお父うナーヨー風に吹かれて 飲んではないかお父うナーヨー 帰って来やれ生まれ故郷は いいもんだ離れていくとせ ちぎれ雲誰もお父うを 恨んじゃいな