春まだ浅い たそがれの空真っ赤に燃え立つわたしの緋寒ざくら花は血の色 唇の色樹の下に眠るあなたの生命の色なのねああ あなたあなたあなたわかってねいのち いのち戴くしかなかったの妖しいまでに 美しい男やさしいお声や優雅な長い指しびれるように 夢見るように何もかも狂ほしいほど幸せだった日々でも あなたあなたあなた許せなかったわたし わたし一人のあなたでなけりゃ夜のとばりはいつしかおりたひときわ浮き立つ