愛するたびに 遠ざかるあなたの心が わからない東京離れ 瀬戸の町墨絵のような 日暮れですあゝ海鳴りよ あゝ潮騒よこの恋終わりますか…それとも続きますか…女はいつもー愛を言葉で愛をしぐさで 感じていたくて…我侭いって 困らせた私のせいなら 直します可愛くそばに いたいのと鴎にそっと つぶやいたあゝ海鳴りよ あゝ潮騒よこの恋叶いますか…幸せつかめますか…あなたに今はー胸の迷いを胸のなみだを 叱って欲し
あなたの真似して 鬼灯に唇触れたら 悲しくて熱い吐息に 誘われながら炎えて何度も 抱かれたあの夜…ヒュルル・ヒュルリ・ヒュララ鬼灯鳴らしたらヒュルル・ヒュルリ・ヒュララあなたが欲しい悔やみはしません 愛したことは月も十六夜 涙揺れます夜ふけに鬼灯 噛み切れば素肌に広がる ほろ苦さ甘いあなたの 移り香さえも今は見知らぬ 誰かのものです…ヒュルル・ヒュルリ・ヒュララ鬼灯 鳴らしてもヒュルル・ヒュルリ・
飲んで私を 困らす人も眠りゃ子供の 顔になる惚れて女 燃えて女 ひとすじに尽くしきれたら 尽くしきれたらそれでいい広い世間の かたすみでそばに寄り添い 咲いて花になる髪を切ったら 気づいてくれるそんな優しさ あればいい惚れて女 燃えて女 この人の悪い噂は 悪い噂は 聞き流す今の幸せ
あなたが残した 姫折鶴を解けば悲しい 華になる紅い千代紙 情念をこめて折ればあなたに 逢えますかひとつ恋しい ひとつ淋しい飛ばすあてない 恋の鶴抱かれたその手が 優しい声が今もわたしを 熱くする指の先まで 好きだと云った夢に縋って 夢を見るひとつ恋しい ひとつ切ないなみだ果てない 恋の鶴あなたにはぐれた 姫折鶴のいのち愛しい
とっても ひさしぶりねと車窓の海に つぶやくあなたと 旅した場所をひとりでたどってますつるし雛祭り 賑わう街をぬけたら河津の桜に やさしくつつまれためぐりゆく 思い出に出会って変わりゆく 季節たち感じてやっと 心から思えたあんなにも 愛されたことはないふらりと 歩いてみたの潮の香りに 誘われなんだか 心細くてあなたの影さがした城ヶ崎では 吊り橋しずかに揺れて手と手をつないで 心を重ねてた見上げれば
ふたりの小指 結ぶのはくもの糸かも しれません ラララ…儚く切れて しまうのにかすかにからんで 離れないああ どうしたらいい夢の中でも あなたを探し流す涙が 糸を引く切るに切れない さだめを抱いて女心は くもの糸あなたが悪い 男でもどこかさみしい ひとだから ラララ…最後にしてと 拒んでも抱かれてしまえば だめになるああ どうしたらいい夜の果てまで あなたを求め交わす口づけ 糸を引く切るに切れない
惚れた男が 死んだ日は果てない 心の暗闇にともす篝火(かがりび) 道標(みちしるべ)あなたお願い 逢いに来て身体(からだ)はなれた 命火に嫌というほど 抱かれたらああ… ああ…私も灰に なれますか惚れた男が 死んだ日はあしたの 見えない暗闇で燃やす思い出 夢形見ひとりお酒を 呑みながらもしも地獄へ 行くのならどうぞこの手を 引いてってああ… ああ…何もいらない 怖くない身体(からだ)はなれた 命火
古い映画の ポスターが色あせて 風に舞う 無人駅夕陽の向うに あなたの街があるなにもかも 捨てましたもう戻らないあゝ 好きです 逢いたくて急ぐ心の 幸福だより荷物ひとつで 降りたバス見送れば 遠ざかる 砂けむりやさしい笑顔の あなたがそこにいるうれしくて 泣きながらたゞ すがりつくあゝ 好きです こんなにも胸で伝える 幸福だより日暮れ坂道 石だたみ白壁に よりそえば おぼろ月あの日と同じ あなたが