1939年 PARIS – 美川憲一

別離の足音に耳ふさぐ
1939年 PARIS
危険な夜……
不安な夜……
そして、おきまりの男遍歴
わたしの歌が
キャンドル揺らし 霧に流れる
だけどセーヌ河は
暗い夜しか映さなかった
信じて欲しいどうぞ聞いて あなた一人を
愛してるわ そうよ
愛することが生きることよ だから死なずに
忘れない あなただけ

歴史の歯車に砕かれた
愛の誓い シャンパングラス PARIS
孤独な夜……
眠れぬ夜……
絹の靴下をいくど脱いだら
わたしの夜が
満たされるそれは 永遠(とわ)にこない日
だけど恐れない
永遠にあなたを待ちつづける
失うものは何もないわ 青いこの頬
昔の影もない
あなたを胸に生きることが それがすべてよ
ほんとうに あなただけ

失うものは何もないわ 髪も色あせ
愛だけがぜいたく
犯されないわ どんな夜も 笑いかえして
くずれゆく この世界

失うものは何もないわ すべてなくして
昔の影もない
愛することが生きることよ だから死なずに
忘れない あなただけ
ラ、ラ、ラ、ラ、ラ………
……大戦前夜…そして ナチの進行がはじまった……

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