つないだ手と手を 隠すよに寄り添い歩いた 柳河岸(やなぎがし)あなたに あなたに 逢いたい夜は 瞼を閉じて愛染橋(あいぜんばし)を 渡ります私を残して 逝(い)くなんて涙で見上げる 十三夜ひとりが ひとりが 淋しい夜は お酒に酔って愛染橋を 渡りますあなたに諭(さと)され 夢の中約束しました 泣かないと笑顔に 笑顔に なりたい夜は 口紅ひいて愛染橋を 渡ります
さぁさ 皆さん 歌いましょうにっぽん全国 北から南お国訛(なま)りも 味なもの飲んで歌えば 心晴れ晴れ今日も名調子さぁさ 皆さん お手拍子にっぽん全国 上手も下手も声を揃えて ほがらかに隣同志が 心ソワソワ恋の花も咲くさぁさ 皆さん ご一緒ににっぽん全国 西から東ちょいとひと節 高らかに老いも若きも 心ウキウキ今日も名調子
古いこの酒場で たくさん飲んだから古い思い出は ボヤケてきたらしい私は恋人に捨てられてしまった人がこの私をふだつきと云うからろくでなし ろくでなし なんてひどい オーウィ!云いかた平日だけど はれ着をきたのよ人形だいて 日暮れに帰ったワおかみさん達は 白い目でにらんだまるでこの私を ドロボーみたいにろくでなし ろくでなし なんてひどい オーウィ!云いかたコーヒーがわいたら かげ口を聞かれてそれでも
貴方の好きな人と 踊ってらしていいわやさしい微笑みも その方に おあげなさいけれども 私がここにいることだけどうぞ 忘れないでダンスはお酒みたいに 心を酔わせるわだけど お願いね ハートだけは とられないでそして私の為 残して置いてね最後の踊りだけは貴方に夢中なの いつか二人で誰も来ない処へ 旅に出るのよどうぞ踊ってらっしゃい 私ここで待ってるわだけど送って欲しいと頼まれたら 断ってねいつでも 私
男がひとり おんながひとり ふと結ばれて 明日は他人愛してなんて せがんだけれどその時だけで 忘れていいわ洒落にしましょう 深刻ぶらず洒落にしましょう おたがいさまでたばこのけむり 水割りグラス ころげて落ちる ちいさなルージュ男がひとり おんながひとり いとおしくなる 心が危険年下だよと 打ち明けられて気にすることが 間違いなのよ洒落にしましょう 深入りせずに洒落にしましょう 何にもきかずたばこ
あなたの燃える手であたしを抱きしめてただ二人だけで 生きていたいのただ命の限り あたしは愛したい命の限りに あなたを愛するの頬と頬よせ燃えるくちづけ交すよろこびあなたと二人で暮らせるものならなんにもいらないなんにもいらないあなたと二人で生きて行くのよあたしの願いはただそれだけよあなたと二人かたく抱(いだ)きあい燃える指に髪をからませながらいとしみながらくちづけを交すの愛こそ燃える火よあたしを燃やす
年月重ねて 額にも深くしわが刻まれた ふたり子供は巣立って 残されたものは果てなくむなしい 想いもっと年とって 老いさらばえても話ぐらいできる ふたりであすがなくなれば思い出の糸をたぐりよせながら暮らそうふたりの髪より白くおおわれたきのうをたずねて行こうしてきた努力と引きかえに過去の美しい愛に生きようふたつの心がもし離れたらふたりとも後悔するよ迎える月日の終わりにないものそれは「つづき」ということ
あなた 行ってしまうの今のあなたに 何ものぞまないわいつか忘れるわ 私のことをそれでいいのよアプレ トワ 女ですものひとりであした 泣くわアプレ トワ いなくなる時声だけかけてよアプレ トワ 夜ごと愛した背中を見ておきたいアプレ トワ 残されるのは影だけ アプレ トワもしも 気が変わって求められても 二度は愛せないわアプレ トワ すこしなら心残りも胸にあるけどアプレ トワ 女ですものひとりであした
朝の光が さしこむ前に目覚めて 孤独な 時間が過ぎるあの友は あの夢は 今はいずこに還(かえ)らぬ季節は もう忘れてしまえばいいすてきな思い出だけ 大事にしましょうそっと 口ずさむのは 夜明けのメロディー花のいのちは みじかいけれど重ねた 歳月(としつき) 背中に重い歓びも 悲しみも みんな人生愛して 別れて またどこかで逢えればいいちいさな幸せでも 大事にしましょうそっと 口ずさむのは 夜明けの
いつか忘れたけど ある日 目が覚めると大きな空が裂けて 黒い鷲が飛んできたの雲へ翼広げて 空へまるい輪をかき羽の音も重く 私の傍 下りてきたの鷲の瞳はルビー 二つ翼黒く王子様のような マントつけて 下りてきたの肩にとまりながら 頬に頬を寄せて耳の傍で熱く 喘ぎながら ささやいたぼくと帰ろうよ いつも夢を見てた小さな時のように 星を取りに夜の空へぼくと帰ろうよ 雲に乗って朝は太陽見に行こうと 誘いか
私が着いたのは ニューオーリンズの朝日楼という名の 女郎屋だった愛した男が 帰らなかったあの時私は 故郷(くに)を出たのさ汽車に乗って また汽車に乗って貧しい私に 変わりはないが時々想うのは ふるさとのあのプラットホームの薄暗さ誰か言っとくれ 妹にこんなになったら おしまいだってね私が着いたのは ニューオーリンズの朝日楼という名の 女郎屋だった
初日の幕が開く あなたのお芝居ライトにつつまれて 主役を演じている私にも聞かせた 思い出の台詞お客は酔いしれて 感激の声ブラボーあなたはもう今日から 一流の役者見事な晴れ姿 ただ見つめるだけ招待(まねき)もされずに 客席の片隅まぶしすぎるあなた 涙でかすんだあなたを愛して全てを捧げたあの幸せな日々 今では幻アンコール アンコール ブラボー! 鳴り止まぬ拍手ステージのあなたは もう…遠い人胸がふるえ
あの人が教えてくれたの人生を歩んで行くときいつもは忘れていることだけどなによりも大事なことそれはあなたもわたしも今、生きていること今、今、夜の終わりに今、今、暗い広場で今、今、みつめあいつつ今、今、恋がわかれる今、今、けれどその時今、今、陽はまた昇り今、今、空を見あげて今、今、私は生きる二度と帰らぬ時 今それが私の生命今、今、このひとときああ 今、この今こそ今、今、花が死ぬ時今、今、虹を待つ時今、
アコルデオンの流れに 誘われ いつの間にかサンジャンの人波に あたしは抱かれていた甘い囁きなら 信じてしまうものあの腕に抱かれれば 誰だってそれっきりよあの眼差(まなざ)しに見つめられた時からもう私は あの人のものよ何も考えずに みんなあげてしまったたとえ騙されても 愛してしまった私甘い囁きなら 信じてしまうものあの腕に抱かれれば 誰だってそれっきりよあの言葉は 口先だけの嘘とでも私は いつも信じ
あれは遠い想い出やがて消える灯影も窓辺赤く輝き光りみちたあの頃時は去りて静かに降りつむ落葉よ夢に夢を重ねてひとり生きる悲しさ木枯吹きすさび時は還らず心に歌うはああシャンソン 恋の唄暮れ行く秋の日よ金色の枯葉散るつかの間燃え立つ恋に似た落葉よ何時の日か抱かれて誓いし言葉よ儚くただ散り行く色あせし落葉ラララ……何時の日か抱かれて誓いし言葉よ儚くただ散り行く色あせし落葉
あなただって嘘をつく私だって嘘をつく愛しているから 二人が大人だから沈みそうな愛の船捨ててきたあの日からあたらしい幸せに胸でクチュクチュ 忍び泣き信じきった ふりをして抱いたあなたを忘れないラララララあなただって嘘をつく私だって嘘をつくあなたが男で 私が女だから私たち恋をして日向ぼっこのかたつむり夜は夜 目も見えず角でクチュクチュ 嘘をつく妬いてなんか いないのに怒るあなたが大好きよラララララ
町に流れる 長い川今もあの日と 変らない愛を誓った 君なのに川面に浮ぶ 木の葉のように流れていずこへ教えておくれ 教えておくれ信濃川思い出させる 長い川君とみつめた あの夜を肩を抱いたら うつむいて何も云わずに 泣いてた君が心に残るよ返しておくれ 返しておくれ信濃川遠く流れる 長い川恋の嘆きの 信濃川君を求めて 今日もまたひとり来てみた 万代橋(ばんだいばし)は小雨にけむるよ教えておくれ 教えてお
朝が来たのね さよならね街へ出たなら べつべつねゆうべあんなに 燃えながら今朝は知らない 顔をしてああ あなたは別れて別れて しまうのね 朝が来たのね さよならねそんなはかない 仲なのねこんどいつ逢う あてもなく冷えた紅茶を ひとり飲むああ さみしい私に私に もどるのね朝が来たのね さよならね思いだしたら 誘ってね憎いあなたに 泣きながら夢の名残りを 抱いてゆくああ 女の涙を涙を わかってね涙を 
好きよ好きなの 信じているのだからお願い すてないであなたなしでは 生きてはゆけぬ恋が女の いのちなのたとえこの身は うらぶれようと好きなあなたの ためならば死ねと云われりゃ 死んでもいいわそれがわたしの さだめなのあなたひとりが 生がいなのになんでわたしを 泣かせるの離れたくない いついつまでもせめて生命の 果てるまでせめて生命の 果てるまで
月灯りの窓に影は 砂時計二度と逢えぬ二人に永遠は あまりに長い薬指の花は枯れることもなく燃える恋の炎を一瞬の幻に変えるそれぞれにドアが開(あ)きそれぞれを待つ家へ昔 あなたを愛した笑って言えるような昔 あなたを愛したいつか そんな日が来るといいそばで眠る人を起こさないように肩が冷えた分だけ思い出の毛布をかけるそれぞれに夢で逢いそれぞれは今もなお…昔 あなたを愛した忘れてしまえるなら昔 あなたを愛し
駄目な時ゃダメよ 考えたってダメよ 運がなきゃダメなのよ惚れたってダメよ 泣いたってダメよ そんな時ゃダメなのよ結婚夢見て貯金をしたって 駄目な時ゃダメよ希望を抱いてその気になっても 駄目な時ゃダメよくよくよ悩んでめそめそしたって 駄目な時ゃダメよそんな時や悲しいテレビのドラマを ひとりで見るのよよくある話じゃないか やぶれた夢なんてよく聞く言葉じゃないか も一度やり直し駄目な時ゃダメよ 考えたっ
ふり向かないで そのまんまあたしに向けた 背中を見せて別れの川を渡って行ってよ男と女の別れの夜は月もいらない 花もいらないサヨナラだけが あるだけよしあわせなんて 祈らずに他人になった まなこを見せて別れの川を 渡って行ってよ男と女の 別れの夜は夢も消えてる 情(じょう)も冷えてるサヨナラだけが あるだけよいまさら何を あたためるあたしに向けた 刃(やいば)を見せて別れの川を 渡って行ってよ男と女
よせよと煙草を とりあげたあなたはとなりに もういないよせよとボトルのふたをした気づかうあの手がなつかしい酔っています 泣いています 私です憎みきれぬ 思いきれぬ あなたです別れて一年 たったのにあなたのよせよがまだのこるよせよとわがまま おさえられあなたにいつでも さからったよせよと言われて 腹をたてグラスをぶつけた 日もあった酔っています 泣いています 私です憎みきれぬ
夢よ 降れ降れ 石狩川の橋のたもとの 我が窓に今日も あなたの ことだけを想い焦がれて暮れてゆく旭川の夜雪や氷で 育った私馴れております 薄情いつかあなたの 目がさめてきっと帰って来るでしょう旭川の夜どうぞ 体を 大雪山にたまにゃ 近文 してほしい月の照る夜も 雨の日もこころ南の空へ飛ぶ旭川の夜
空がくずれ落ちて 大地がこわれても恐れはしないわ どんなことでも愛が続く限り かたく抱きしめてね何もいらないわ あなたのほかには世界のはてまでは 私は行くわおのぞみならばかがやく宝 ぬすんで来るわおのぞみならば祖国や友を うらぎりましょうおのぞみならばあなたのために 何でもするわおのぞみならばもしもいつの日にか あなたが死んだとて嘆きはしないわ 私もともにとわのあの世へ行き 空の星の上でただふたり
命燃やせば涙が残り濡れた鏡がひび割れるあなたに染まったからだには何色ルージュが似合いますか愛に溺れるけだるさと愛が終わったはかなさと…ああ 死にたいとも言えなくて折れた翼がまだたためない夢に揺られて暮らした部屋は細い迷路のつきあたりベッドがきしんだ夜更けには永遠契って眠りあったそんなあなたの気まぐれとこんな私のわがままと…ああ 物語は続くから折れた翼がまだたためない愛に溺れるけだるさと愛が終わった
この世はひとり あなただけあなたが死ねば 私も終るさまよう蝶々を 迷わせてルラルララ ルラ赤い炎で 焼きつくす虞美人草は 業(ごう)の花静かな雨に ぬれながらそれでも花は 妖(あや)しく匂う虞(ぐ)や虞(ぐ)や 汝(なんじ)を如何にせんルラルララ ルラ遠い昔の ため息をいま呼び返す 艶の花藤紫(ふじむらさき)の 稲妻(いなずま)が光れば落ちる 哀れの雄花(おばな)すてられながらも しがみつくルラル
この青空(そら)の 青空の下で人はめぐり逢い 何故(なぜ)に別離(わかれ)が喜びも悲しみも寄り添いながら 生きているけどこの切なさは 何処(どこ)からくるの生命(いのち)の終りは どうしてくるのこの青空の 青空の下でこんなにあなたを 愛していたのにこの星空(そら)の 星空の下で人は小さくて 何故に儚い花よりも 鳥よりも自由に生きて 夢を見るけどこの寂しさは 何処からくるの生命のぬくもり いつまであ
死ぬほどあなたが 好きなのにネオンを離れちゃ くらせない恋して別れて 流されて今夜はどこの 裏街かあゝ 夜に花咲く 夢おんな酒場の女の 恋なんて花火のような ものなのねお金じゃ買えない しあわせをいちどはつかんで みたかったあゝ 夜に花咲く 夢おんなまともに愛して 愛されたそんな昔も あったのよひとりで飲むのが さみしくて雨にきかせる 恋ごころあゝ 夜に花咲く 夢おんな
新聞で 見たでしょうおととい私は あの部屋であなたの心を 見うしない白い薬を 飲みましたあゝ 私は三面記事の女近づくサイレン 聞きながらあなたの名前を 呼びました新聞は いじわるね女のまごころ 知らないで冷たい人への 面当ての狂言自殺といってますあゝ 私は三面記事の女面会謝絶の 病室で白い涙を 拭きました新聞は みたくない死にきれなかった あの日からくる日もくる日も 目に入る不幸な女の ことばかり