新しい季節は なぜかせつない日々で河原の道を自転車で 走る君を追いかけた思い出のレコードと 大げさなエピソードを疲れた肩にぶらさげて しかめつら まぶしそうに同じセリフ 同じ時 思わず口にするようなありふれたこの魔法で つくり上げたよ誰も触われない 二人だけの国 君の手を離さぬように大きな力で 空に浮かべたら ルララ 宇宙の風に乗る片隅に捨てられて 呼吸をやめない猫もどこか似ている 抱き上げて 無
ひとが ゆれた 音がきこえるわずかな かすかな ひとりの時間どこにいても きっと わすれない すがたかがみの中へ 置いてくるもしも せかいが もうひとつ あればひとつが おわり ひとつが はじまるそして ひとりは ふたり ふたりは ひとりでおたがいの 空を 見つめ合う街を かける あの声が遠く 速く 時さえも 超えてゆくひとが きしむ 音が 聞こえる街は とても すきとおって 見えるそして みんな
ねじれた夜 しがみついてた夜見つけられた 子供たちの夜秘密なんて 何もないけれど別に誰にも 話すこともなくゆうべかけた 魔法はみんな解けてとぎれとぎれの 記憶がよみがえるあそびながら 何かが消えていたあそびながら あいつが消えていたここを超えて 帰れなくなったあいつは風(?) ぼくらは流星(??)なんて本当は 何も見えなかった 本当は 何も見えなかった本当は 何も見えなかった 本当は 何も言えなか
いつになく リアルな夢を見て 起きぬけの街を歩けばなにもかもが はじめてのような とても古ぼけたような不思議な気持ちを たくさんあつめて 色をつけたりあなたの本当の意味なんか 何も分からないけれど誰かを探してさまようとき 少しは生きものになれる小さな目を開け 耳をすましたり 息をころしたり読みかけの本に はさみ込んだ あて名のない絵ハガキがひそかに街中の 屋根を超え 荒れはてた心に届く彼らはこんな
きっと ずっと 昔からいつも 側に 居ながらとらえきれず遠く 離れて 見えた息を深く 吸い込んでもっと遠くに 声が届いたらうたが 輝くかもねじれ からみついた 悲しみさえ解き放てばいいとりとめのない 思い出は大切な事ばかり よみがえれ手に入れた つもりでいたのは いつだって まやかしの影法師網棚に 置き忘れた日常 閉じられた 胸の奥へ静かに 降りかかる霧 でも今は求めないこれ以上何も欲しいものがな
このやみを おおう 青空に白く 霞かけてる あれは月の還れなくなった 素顔夏は過ぎ 陽は影を帯びてとおく 山を へだてて 今沈みあきらめのない 日を待つたのしいほど かなしくなるあこがれの なかでさえ無垢なもの すべてがきれいで 光るわけではないと 知ったときはじまる ことも あるから今日からは どこへでも
ときに離れ ときに紛れて波に 漂っている誰と居ても 感じ合えないそんなところで いつも沸き起こる 渦から うまくのがれてもほんとうの すがたは 沖へ さらわれてゆく 白い子供のように時には凪ぎ 時に乱れるそんな心で いつも存在のすべてを かけて 泳いでも荒れ果てた 海から どこへもゆけない今 あたらしい場所で 沈みかけた舟 こぎ出せば風は西へ吹いてゆくけれども津波は すべての希望もなげやりな夢も 
真夜中の あいつの ベルに口笛で 応えてみる人知れず 生きているのは誰かに 見つめられたくて誰かを 見つけられなくて誰かの 中に住みたくて誰かを 閉じ込めていたいあのベルが 聞こえる度に思い出す ことがある陽の沈む どこかの街で誰かが 笑いかけている誰かが 下を向いている誰かが 走り出している誰かが 空へ石を投げたあいつは 歌う 闇へ向け耐え切れず 眠るまで歌うことが 無くなっても何かに おびえて
こぼれかけの 水の中にあるなつかしい君の 過去から笑いの果て 哀しみのかなたひとの顔が とても小さく見えるふるえている やせた木のようなガランドウの体からはがれてゆく 薄い皮のように人の中で いつも 破れる気持ちこぼれ出た水が今、かぞえきれない不安を流すいつまでも踊れ砂色の虹があたまにかかる前に狭い部屋の中で枯れ葉の舞うようにいつまでも踊れ笑い声が いつも側にあったなつかしい君の 過去からきこえて
ここから どのくらい 時を降りてただ生きていた あのころの不思議へ還ろう両手にも余るほど 虚しくてもふり返る気は まるでないフリで疲れてるあれほど 夢中で描いた絵が 見えなくなるそれは きっと かすみかけた目と 夜のせいこれから どのくらい 時を待てば断ち切れた日が もう一度 一つに合わさる数えてくれるなら 今すぐにも足跡を消し 前を照らす光探そうあたらしいカミの上には 何も無いけどここから始まり