女は生きるために泣く — 由紀さおり

酒場ぐらしに あいそをつかし
街に立っては みたけれど
人の白い眼 雨よりつらい
口じゃ平気と うそぶきながら
女は 女は生きるために泣く

最初出逢った 男が悪い
親にそむいて 棄ててきた
遠いふるさと 青い空
骨になるまで 帰れやしない
女は 女は生きるために泣く

やっとつかんだ 男の愛を
逃がすまいとて 苦労する
明日のわが身は どこまで落ちる
足で蹴られた 小石じゃないか
女は 女は生きるために泣く