体温 – 田村芽実

誰とも違うなんて…嘘つき
誰かと比べたって しかたない
指先で 千切るときの 花は綺麗
取り戻せないもの 失くすから 永遠に

心は覚えても すぐに忘れる
傷ついてまで 手にした 愛さえ忘れる
いつか生まれた日が 確かなように
いましたいこと してみせて
まだ幸せに 近づかずに

ひとりが孤独なんて…言えない
ふたりは迷路だって わかるもの
木洩れ日もあふれるほど 影を作る
奪うためにくれる汗の粒 許すまま

体は醒めるのに 痕(あと)が消えない
ただ幻と見紛う 夢も消えない
なぜ言葉だけでは すべてが遠い
いま胸の残響(おと) 触らせて
まだ唇が 近いうちに

心は覚えても すぐに忘れる
傷ついてまで 手にした 愛さえ忘れる
なにも悔やまないと 言い切れるなら
いましたいこと してみせて
そのときめきが 満ちる前に

la la la…