たぶらかし – 珠麟-しゅりん-

貴方は私の髪を撫でるのよ
この上無い幸せを感じたの

貴方は私の肌を愛でているわ
この上無く興奮してしまうの

それは身勝手に 芽生えた気持ちで
それは形にも出来ず渦巻いてく

言い出せずにいる次の言葉達は、
人を引き裂くでしょうか
『私は、貴方の誰になるのかしら?』

お願い、たぶらかさないで。
感じる度に哀しくなるわ
お願い 突き放して
この感情に恥じる事を恐れているだけ。

この関係性に需要のある感情は
選べるほど無い様ね
もう お手上げよ。

貴方を恨む事さえも
私にはできない

隣にいるのに企みも分からない事が
腹立たしい だけど知りたく無い
夢か現かそんな
貴方の事 私なに一つ知らない。

お願い、縛り付けて
貴方のものだと見せつけて
お願い、強くぶって。
早く悪夢から目覚めさせて欲しいだけ。

傍に居てなど言えるはずがないわ
日が昇ればまた去って行くでしょう
涙の理由は聞かないで。

お願い好きだと言って、
これ以上何も望まないわ
最後のくちづけしたら
二度と振り返らないと約束して頂戴

もう優しくしないで
笑顔を見るたび寂しくなるの
もう躊躇わないわ
この感情に恥じる必要など無いもの
ありふれた片想いという名がついただけ。