ここから何かが始まる – 犬神サアカス團

うつろな眼差しの 少女が詩集を売る
まるで母のいない子どものように

西口広場では若者が群れをくみ
世間に楯突いて唄声を上げる

ひらく夢なんて あるわけじゃないけど
たいくつな日常を抜け出したいのさ

今日ですべてが終わり ここから何かが始まる
夜が明けたら一番の汽車に乗り 旅に出よう

日雇い労働にあけくれる 家出人
安い酒をあおり孤独に酔いしれる

望むものがあれば 奪い取ればいい
お決まりの人生は息が詰まるのさ

今日で悪夢が終わり ここから希望が生まれる
時代の風はそのときサーカスの ジンタに乗る

ひらく夢なんて あるわけじゃないけど
たいくつな日常を抜け出したいのさ

今日ですべてが終わり ここから何かが始まる
夜が明けたら一番の汽車に乗り

からっぽの世界 見つめる前に
飛んでみようじゃないか
読みかけの本のページを閉じて いま町に出よう

芝居が終わった後 俺はいつもこのバーに来て
カウンターの隅に座りながらひとり
ウイスキーのグラスを傾けていた
故郷を捨てて何年 俺にはもう帰る家がなかった
貯まっていた家賃は30万円
あの頃 ここにくれば何か見つかると思っていた
あの頃 ここにくれば明日が見つかると思っていた
あの頃 ここにくれば希望が見つかると思っていた
あの頃 ここにくれば夢が見つかると思っていた
あの頃 ここにくれば ここにくれば ここにくれば
掃き溜めの街 新宿

教えてくれ 空の色は? (青)
人力で空を飛べるか? (飛べる)
鳥は想像力より高く飛べるか? (飛べない)
一番遠いところは? (心)
一番小さな海は? (涙)
映画は好きか? (ジェームス・ディーン)
ロックンロールは好きか? (好き)
コカコーラは好きか? (好き)
アメリカは? (きらい)
星条旗よ永遠なれ!

僕の名前は…

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