都会の風、故郷の風 – 熊谷育美

どうしようもなく辛い時は
死んだほうがマシと 嘆いていた
泥にまみれて働けど
ちっとも楽になんてならないのに

歯を喰いしばり 空を見上げて
今に見てろ、と 泣きじゃくった

田舎者と馬鹿にされても
決して他人と比べるな
生まれたときは赤ん坊
そう 皆、同じ人間なんだ

憧れからは遠いけれど
現実の暮らしだって悪くないさ
汗を流して 愚痴も云わずに
自分のこと いつも後回しで

苦労しながら 育ててくれた
小さな背中 目に浮かぶ

父さん 母さん どうか見ていて
恥じないように生きてゆくから
辛抱強く そして優しく
ただ、真っ直ぐに生きてゆきます

「元気でいるかい?」
「変わりはないかい?」

震えた声に 熱くなった

田舎者と馬鹿にされても
決して他人と比べるな
生まれたときは赤ん坊
そう 皆、同じ人間なんだ

都会の風、故郷の風
何処に居ても 想いはひとつ
いつか きっと 頑張る姿
そう 胸張って 逢いに行きます