馬とおじさん – 濱田マリ

語り出す口調は まるで頑固で
やってられるかよと そんな顔つき
額のしわ ギャルを相手に
曲がり始めた 背中を向けて

馬をなでる その手つきは微妙に
彼のプライドと 歴史がこぼれる
面倒を おかけしています
だけどそんなに 馬鹿にせず
私も生きてる 馬も生きてる おじさんも生きてる

本当に 世界は果てなく
どうすればあなたが 分かるのかしら
できるだけ 愛し合えるなら
その時のために その時のために

ルーラ ルルル ルルル…

柱につながれた ネーハイヒカリ
お父さんの名は ネーハイジェット
もしお前と 話ができたら
幸せなのかと 尋ねてみたい

何も言わずに おじさんはひらりと
鞍に乗れば あれ不思議と二人は
つながってる 心許してる
馬とおじさんは 軽やかに走り出す
夜風をきって 時を越えて 遠くへ行く

本当に 世界は広くて
心配しなくても よくできている
青い空 ちっぽけな私
両手を広げて 両手を広げて

ルーラ ルルル ルルル…
ルーラ ルルル ルルル…