夕焼け — 渡哲也

やりきれないよな 淋しさに
仰ぐ四角い 街の空
夕焼け 小焼け また日がくれる
赤い夕陽が つれもどす
ふるさとの 山よ 小川よ あの女よ
かわりはないか

あの日の夢にも はじかれて
肩を落した 橋の上
夕焼け 小焼け 明日も天気
桃の花散る 水車小屋
別れても ひとり 娘よ 幸せを
みつけておくれ

生まれた時から さすらいの
星をだいてた 俺なのか
夕焼け 小焼け また風が出る
にがい涙を すてる酒
遠い日の 夢の 中から あの女が
呼んでるようだ