歌を重ねて – 清水由貴子

ノートに書き記したあなたの
最期の優しさに浸りながら
振り向けば ひょっこりあなたが
「おどかしただけだよ」って笑ってくれそうで

今夜も一人で窓に腰掛け
涙で消えそうな あの星に向かい
歌を重ねて 歌を重ねて
あなたの悲しみに届くまで

今夜も彼岸花が咲きました
あなたの眠る丘を色どるみたいに
想い出と暮らすだけの徒然に
私は季節の風になる

それでも私にできる事がある
遠い星からの手紙の返事に
歌を重ねて 歌を重ねて
あなたの悲しみに届くまで

歌を重ねて 歌を重ねて
あなたの悲しみに届くまで