おさげと花と地蔵さんと – 清水博正

指をまるめて のぞいたら
黙ってみんな 泣いていた
日昏(ひぐ)れの空の その向こう
さようなら
呼べば遠くで さようなら
おさげと 花と 地蔵さんと

あれから三年 もう三月
変らず今も あのままで
空見て立って いるのやら
さようなら
耳をすませば さようなら
おさげと 花と 地蔵さんと

なんにもいわずに 手を上げて
爪(つま)立ちながら 見てたっけ
思いはめぐる 茜(あかね)空
さようなら
呼べばどこかで さようなら
おさげと 花と 地蔵さんと

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