胸に迫る 懐しのタンゴただ一人聴く 愛のメロディ花の香り 月の溜息熱き口づけ 哀れ夢か今宵星は 遠く流れて永遠に還らず 君よいずこ一人聴けば 涙あふれて胸はときめく 夜のタンゴ 風にむせび 狭霧にうるむ街の灯りは 我を招く忘れられぬ 若き日のタンゴ君と踊りし 夜のタンゴ
窓を開ければ 港が見えるメリケン波止場の 灯が見える夜風 潮風 恋風のせて今日の出船は どこへ行くむせぶ心よ はかない恋よ踊るブルースの 切なさよ 腕にいかりの 入れずみほってやくざに強い マドロスのお国言葉は 違っていても恋には弱い すすり泣き二度と逢えない 心と心踊るブルースの 切なさよ
雨がみじめに降っていた壁にもたれて二人でだまって見てた向こう河岸赤い灯影がちらちらとああ 雨が降るふる 今日もまた濡れてるだろうか 黒いベレー 残りタバコもしめってたけむがまつ毛で泣いていたどこかで鳴ったピストルが犬がとおくで ほえていた 雨がみじめに降っていた胸の底までふっていた河の向こうじゃ えんのない赤い灯影が笑ってたああ 雨が降るふる 今日もまた濡れてるだろうか 黒いベレー
酒場横丁に雨が降るよ濡れてつめたい唇に想い出も夢も消えてゆくのぞみも消えはてた雨のブルースよまぼろしを抱きしめながらじっと聞いてる そっと泣いてるあたしなのさ 酒場横丁に雨が降るよ誰が捨てたか紅ダリア花びらも泥にまみれてるなやみもはてない雨のブルースよリキュールに酔いしれながらじっと聞いてる そっと泣いてるあたしなのさ 酒場横丁に雨が降るよ紅がにじんだこの煙草ガス燈もうすくけむってる恋の残り火か雨のブ
星降る港の あの波止場でさよならも 言わずに別れたがああ この胸に この腕にあの人の囁きは そっと残っているよ 愛しているのよ 忘れられぬ呼んだとて 返るは波ばかりああ この涙 渇くまでこの嘆き消えるまで 泣いているだけよ 星降る港の あの波止場で泣いていた 一人で泣いていたああ あの人と別れたら星も夜も夢うつつ 沖を見ているよ
マリネラ 君よわが腕に踊れ夜明けまで愛のこのルンバ やさしのリズムに誘われはるかゆくところ青き夢の里 この身にもたれて手に手を持ち添え情けの眼差し気を惹くいとしこころとこころと相寄るこよなき幸よ マリネラ 君よわが腕に踊れ夜明けまで愛のこのルンバ ララララララ…… この身にもたれて手に手を持ち添え情けの眼差し気を惹くいとしこころとこころと相寄るこよなき幸よマリネラ 君よわが腕に踊れ夜明けまで愛のこのルンバ
今ぞ ほのかに香る夢の窓辺 風のささやきに愛のともしび消えてわが悩み果てもなし 君待つひととき 月影白く胸に忍びよる 悲しき夜の静寂(しじま)よ変らぬ誓い やさしい言葉今宵も我に 与えたまえいとしの君よ 今宵も我に 与えたまえいとしの君よ
山の端に日は落ちて果てなき我が旅路心にしみるは 異国の風よいとしの君の名を呼びて さまよえば微笑みて応えるは 緑の星影よあの星影こそまこと愛のみちしるべ 遠く導けよ 君がみもとへ疲れしこの身を ジーラ・ジーラ愛の光さす 君が窓辺懐しき灯火 招くよ我を 遠く導けよ 君がみもとへ疲れしこの身を ジーラ・ジーラ愛の光さす 君が窓辺懐しき灯火 招くよ我を
花咲けば 胸に浮かぶマドリード聴こえてくるよ あの唄牧場の歌 懐しマドリード二人の恋の故郷風吹けば 胸に浮かぶマドリード匂ってくるよ あの花カンナの花 懐しマドリードドニャ・マリキータ 恋の唄麗しのマドリード今宵歌わんマリキータ マリキータドニャ・マリキータドニャ・マリキータ 恋の唄 花咲けば 胸に浮かぶマドリード聴こえてくるよ あの唄牧場の歌 懐しマドリード二人の恋の故郷風吹けば 胸に浮かぶマドリ
ああ 遥かなる君よ呼びてひとり偲ぶああ悲しき唄たそがれ迫る窓よああ 胸に秘めし恋永遠に尽きぬ涙花咲けど 君は去りて帰らず ああ 胸に秘めし恋永遠に尽きぬ涙花咲けど 君は去りて帰らず
共に歌わん いざ共に踊らん いざ若き命の宴よ 恋の夜君よ盃干せ赤き火の酒干せ若き命の宴よ 恋の夜 夢 夢のキャリオカ胸ときめくリズム夢 夢のキャリオカ今宵一夜を 君と語らん 夢 夢のキャリオカ胸ときめくリズム夢 夢のキャリオカ今宵一夜を 君と語らん
雨の夜は 雨の夜は逢いたさになぜか知らないしみじみさ柳がくれの銀座道心ほそぼそ泣いてみるそれがまた それがまた女のこころ 雨に濡れ 雨に濡れとぼとぼと草履も濡れて可愛いそうわたしひとりを東京において貴方の薄情さそれがまた それがまた男のこころ
静かな雨 並木の雨あなたを待つ 胸に降る流れる唄 なつかし唄夢を囁く あのメロディいつの日にか また相見んあふれ来るは 涙静かな雨 並木の雨痛む心に しのび泣く いつの日にか また相見んあふれ来るは 涙静かな雨 並木の雨痛む心に しのび泣く
緑に赫(かがよ)う夢いずこ リラ散りぬ両手に溢れし幸 はやも失せてああ 霙(みぞれ)すすれば 還り来ぬ恋の詩別れの言葉も 吹かれて ちぎれてああ 落葉は汝が肩に 今ぞ かかれりああ 今ぞ悲しき 我が胸の火の想い別れの言葉も 吹かれて ちぎれてああ 落葉は汝が肩も我が頬に涙も 涙も
白バラの花に頬よせ悲しみを星に歌えばあふれ湧く涙のしずく水色のシェードににじむああ ルンバ ルンバ 女の祈り想い出は 胸にさそうよ 喜びの夢は儚く幸せは虹と消えゆく呼べばとて甲斐なきものと知りつつも面影慕うああ ルンバ ルンバ 女の涙夢去りし 胸を濡らすよ 白バラの花は香れどひめやかに春は過ぎゆく一人抱く空しき心糸切れしギターの唄かああ ルンバ ルンバ 女の嘆き空ろなる 胸を揺するよ
月赤く 波白くもだえるような 笛の音に何もかも 忘れ果て夢見る恋の夜よ水色の そよ風に囁くようなセレナーデ口づけに 溜息に咲き香る 恋の花 マリア・ラ・オ キューバからマリア・ラ・オ 逢いに来た星影によりそえばこの胸に燃える炎 マリア・ラ・オ いつまでもマリア・ラ・オ ただ二人島の恋唄マリア・ラ・オ 歌おうよ マリア・ラ・オ いつまでもマリア・ラ・オ ただ二人島の恋唄マリア・ラ・オ 歌おうよ
人の気も知らないでおんな泣かせすがるに冷たい目の色仕打ちのつれなさ 若いうちと言わぬばかり花のかげ 灯のかげ 情け知らずほんとにほんとに知らない
忘れられない 二人の恋は花咲く五月に 芽ばえた恋よ あの人と ただ二人暮らしてた あの頃あの人の やさしさに恋の夢 見てた日 甘い唄 聴きながら幸せに胸ふるえあの胸にほほ寄せて歓びに燃えていた 今は昔の 二人の恋は二度とは帰らぬ 悲しい恋よ 目を閉じて 思い出す春の日の ささやきあの頃の 幸せを今はもう 帰らず うたかたの恋の夢はかなくも消え失せて悲しみに閉ざされて胸ぬらす涙よ
出て行く船を送る私悲しいつらい別れだけれど涙をかくして笑顔で送る船出に泣いちゃいけないものを アディウ 忘れないでアディウ 思い出してどんなに深く愛したとてあてにはならぬ人の心 アディウ 泣いたとてもアディウ 帰るじゃなしせめてもあの日を思い出して淋しい心を慰めましょう 離れていたとて思いは一ついとし面影は心のともしび アディウ 忘れられないアディウ あの嬉しさあなたの声は今も語りほほえむ瞳は今も消えず ア
アイ・ラヴ・パリウイ・ジュ・テイム愛する街よ静かに囁くセーヌもマロニエの花も 並木も私の心の 想い出の街空晴れて 恋の花咲く愛するパリ アイ・ラヴ・パリウイ・ジュ・テイム愛する街よ遠く離れた時いつでも瞼を閉じれば浮かぶよ優しい想い出 よみがえりくるあの人の 夢見る笑顔も胸の中に 愛する都よパリ
ゴンドリエお前の唄が水面(みなも)に甘く流れてた春のベニスよ 夢と幸福(しあわせ)に心酔いしれたあつい二人の恋の想い出
私の恋の話はこの世によくある話芝居やロマンの筋書き通りの お話なのよ心に恋が燃えると悲しみ楽しさあふれ夜中も眠れず 考え込んだり夢を彷徨(さまよ)う 恋は不思議な 魔術なのよわざとつれない そぶりを見せて涙に濡れつつ 夜を過ごして笑顔を浮かべて 朝を迎える昔も今も同じ愛する人は誰でも 心に囁く不思議な魔術に 酔いしれるのよ
雨ふれば 雨に泣き風ふけば 風に泣きそっと夜更けの 窓をあけて歌う女の 心は一つああ せつなくも せつなくも君を忘れじの ブルースよ 面かげを 抱きしめて狂おしの いく夜ごとどうせ帰らぬ 人と知れど女ごころは 命も夢もああ せつなくも せつなくも君を忘れじの ブルースよ 君を忘れじの ブルースよ
白樺の この径は想い出の さみし径雨にぬれ 風にゆれ白い花が 咲いていたあの人は あの人はわたしひとりを おいてった熱い吐息で やさし心できっと 迎えにくるから 待っててと 夢の間に 夢のよに春はゆき 夏もすぎ何ゆえに 何ゆえにこんな哀しい 秋が来たあの人は
月白く 丘にのぼりてたそがれの夢見心よ君と行く 青い小径よ ほのあまき 恋の思いにアカシヤの花もにおうよ君と行く 青い小径よ たそがれの いろにかくれて握り合う指のぬくみよ君と行く 青い小径よ君と行く 青い小径よ
小雨にぬれた 日暮の窓でひとりながめる 遠い空リンゴ花咲く ふるさとの母のすがたが 眼にうかぶ 別れてはるか 都会(みやこ)の風にきょうもわびしい 物思いおもい心に ちらちらと街のつばめよ なぜに飛ぶ はかないけれど いとしいものは遠い昔の 夢のかず呼んでみましょか 母さまと雨の日暮の あの空に
あまく青い瞳 シャルメーヌ シャルメーヌ花にも似た君のあのほほえみわたしを見つめてる あのまなざし忘れられぬ いとし君シャルメーヌ シャルメーヌ セヴー わたしの心に今も歌う思い出なつかし あの日の頃今も浮ぶ 夢のロマン あまく青い瞳 シャルメーヌ シャルメーヌ花にも似た君のあのほほえみわたしを見つめてる あのまなざし忘れられぬ いとし君シャルメーヌ シャルメーヌ セヴー
パリの大空 うすみどり春の花を胸に 歌にあるような男ぶり惚れる方がむりか頼しい意地と張り思いこんだら 命がけ女抱きよせ はなうたでスレトアド パリー ルボンナー広いパリーに 二人切り赤い屋根 愛の巣接吻(せっぷん)するのよ 忘れちゃいや気絶して死ぬほどかわいがるお前だよ月がのぞく 恥かしい恋に楽しい はなうたでスレ トアド パリー セコムサ
暗い空 ひどい嵐憎い恋は 笑ってる今宵シェリー 来ると云うた私の胸はおどる雨は降る心は乱る今のはあなたの足音か私のまよいか 我が身がふるう望みは絶えた シェリー来ないの 外は嵐 若(も)しあなたが愛すなら来てくれる雨は降る 今宵ひと夜待ちくらすシェリー来ないの 外は嵐 若(も)しあなたが愛すなら来てくれる雨は降る 今宵ひと夜待ちくらすシェリー来ないの
ラ・メール おどるよ入江にそい銀色の影は変りゆく 小雨にラ・メール 夏の空の綿雲気高きエンジェルと涯しなくまじりあうごらん 岸辺の ぬれた茸(あし)をごらん かもめの竝ぶ家をラ・メール 静かな愛の歌に我が胸は和(なご)む永久(とこしえ)に 我が胸