思い出の昼下がり – 泉まくら

元栓締め忘れた夜
君を消してしまいたくなる
思い出はいつもキレイで困る
とはいえ日常をこなす
何も知らない人には
最近綺麗になったなんていわれたりもするから
案外平気なんかな
ほっといてほしいこと
言われたくないことまで
なんでも言葉にして答えが必要だと
思い込んでた
朝陽さす ベランダでタバコ吸う
君が私に気づく時
またひとつ 恋してた毎日あたらしく

君とだから出来たいびきかいて昼寝
君とだから行けた幸せのてっぺんまで
今日は君が言いかけたさよならを噛みしめてた
愛を知ったまま生きてくと決めた

日当たりだけはいい狭い部屋
絡まった毛糸根気よくほどく
君を邪魔して遊んだ昼下がり
ひとりになりハートが宙ぶらりん
ほっといてよ 望み通りアローン
自分の勝手さたどる
笑ってくれるうちはセーフなんて
乱暴だったごめん
本読んでもドラマ見ても
チラッと見た君と必ず目が合う
君も同じように恋してたんかな
あの小説の下巻は
君がもってっちゃったけど
きっとハッピーエンドしかないだろう
愛された日々に自信が湧く
この湿った心もじきに乾く

君とだから出来たいびきかいて昼寝
君とだから行けた幸せのてっぺんまで
今日は君が言いかけたさよならを噛みしめてた
愛を知ったまま生きてくと決めた