うず潮 – 永井みゆき

海峡は春盛(さか)り 光りの粒が
瞳にまぶしくふりそそぐ
おれの生まれたふるさとと
あなたゆびさす はるかな小島
瀬戸内めぐりの
船がゆく 船がゆく

潮風が頬をうつ 紺碧(こんぺき)の空
島影だんだん近くなる
きみを家族にあわせたい
そんな言葉に つれそう旅よ
こころはうず潮
波の上 波の上

海鳥がとぶ入江 船着く港
ふたりに手をふる桟橋に
あなた拳(こぶし)をつきあげて
照れるわたしの 背中を抱くの
ふたりの瀬戸内
恋の風 恋の風