飲めるわよ 酒ぐらいたかが色つき 水じゃない聞いてるわ サヨナラをまわりくどいわ 言い方が酔っ払っちゃった 振りしているわ泣き上戸だと 廻りに見えるよにここまで女に 惚れられる男はめったに 居ないからあなたひとこと言わせてよ罪つくり 罪つくり送るわよ 表までいいの私に 送らせて知らないわ あとのこと誘われるまま 飲むつもり酔っ払っちゃった
好きで別れて 旅するなんて誰があの時 思ったでしょう地図を片手に 涙でたどる豊後(ぶんご)・粟島(あわしま)・国見岬(くにみさき)...このまま忘れよか やっぱり帰ろうかあなたに逢いたい 国東(くにさき)みれん青い夜霧の 六郷坂(ろくごうざか)に泣いているよな 野仏(のぼとけ)ひとつ女ごころの ちいさな意地がわかれ話の 始めとは...このまま忘れよか やっぱり帰ろうかあなたに詫びたい 国東みれん宇
いまも心に 咲いてる花はおまえひとりと 言われてみたいあれから三年 雨・雨 にわか雨八瀬(やせ)は遣(や)らずの 山里しぐれ...みれんでしょうか みれんですおんな一輪 白梅の宿誰も男は 夢追い人で恋は二番目(にばん)と 微笑(わら)ったあなた面影ぬらして 雨・雨 なみだ雨八瀬の高野川(たかの)は おもいでばかり...尽くしきれずに 馬鹿でしたこころさめざめ 白梅の宿俺が死んでも 泣いたりするな凛
泣いちゃダメだと 抱かれても涙が何故か 止まらないせつなくなるほど 幸福なのよ今夜は飲みましょ 情け酒夢宵酔々 恋宵酔々 あなたと二人頬よせ肩よせ 春を待つやんちゃ坊主が そのまんま大人になった 純な人世渡り下手でも いいのよいいの今夜は飲みましょ 縁酒夢宵酔々 恋宵酔々 あなたと二人明日の向こうに
雪は解けたか 岩木山もうすぐ林檎の花が咲くハァーじょんがら じょんがら津軽じょんがら郷里の唄この唄うたえば思い出す夜汽車に揺られふるさと離れあれからいくつ月日は過ぎた逢いに行きたい 泣いて別れた アンあのひとに北の空から 風に乗り三味線の音流れる夢ン中ハァーじょんがら じょんがら津軽じょんがら 子守唄寂しい時にはくちずさむ面影偲び 便りを読めば恋しさつのりあふれる涙飛んで行きたい 愛のゆりかご ア
壁の日めくり 一枚破り宿の窓辺で 鶴を折る泣きに来た 伊根の舟屋は 波まくら・・・・・海が玄関(おもて)よ 通りは裏口(うら)よそんな哀しい 恋だから三日三晩の 東風(いちせ)もやんで沖は夕なぎ イカ日和絵のような 伊根の舟屋の 月灯り・・・・・ふたつぐい呑み 並べてみてもひとりぼっちは 淋しくて旅のおわりの 浮棧橋に咲いて春待つ 口紅水仙(せっちゅうか)ふりむけば 伊根の舟屋は 雪の中・・・・・
あずけていました なにもかも夢も さだめも 命まで啼(な)いて 群れ飛ぶ 海猫みつめ後悔してます 別れたことを……みれん心を 夕陽に燃やす旅は越後路 笹川流れあの日は 仲良く 乗った遊覧船(ふね)かすむ涙の 君戻岩(ききもどし)沖の粟島(あわしま) 指さしながら一緒に住むかと 抱きよせられた……忘れられない 優しい胸がそれも越後路 笹川流れあてなく誰待つ 断崖(きりぎし)に咲いて哀しい 透百合(ゆ
空に羽衣 舞うように糸が飛びかう 雪迎えあなたと暮らした 想い出が変わる季節に 淋(さみ)しさつのる運命(さだめ)の恋の いたずらかあぁ 未練を映す 白龍湖(はくりゅうこ)深山(みやま)もみじも 冬支度赤湯(あかゆ) 湯の街 蜘蛛(くも)の糸あなたが梳(と)かした 黒髪の色もやつれて 乱れたままにちぎれた夢を 追いかけるあぁ 湯舟に流す 涙恋語り継がれる 夕鶴の里もいつしか 雪迎え寄り添うあなたの
真野(まの)の夕焼け 涙を染めてあなた恋しい 日本海女ひとりの 旅だからまして理由(わけ)ある 旅だから・・・・・沖のカモメよ もう泣かないで逢いたさ たちきる 風の宿肩を抱かれて 尖閣湾(せんかくわん)へそぞろ歩いた 萱草(はな)の径散ってはかない 倖せにどこか似ている 昼の月・・・・・酔って夜明(あか)した 地酒(おさけ)もさめて淋しさ 波打つ 風の宿凪(なぎ)の両津(りょうつ)か 荒磯(あり
花の絵すがた 花よめ姿今日はめでたい むすびの宴よわかりますとも 運命の夫と決めて旅立つ 娘のこころ…送る涙の…送る涙の…あゝ お立ち酒風も吹きます 嵐も来るさそれが夫婦の 行く道ならば永遠によりそい 命はひとつなんの恐かろ 荒波しぶき…越えて明日へ…越えて明日へ…あゝ お立ち酒やる気負けん気 日本一のあばれ竜なら 天まで昇れ生きる苦労に さらされようと泣くも笑うも
水割りをあたらしく涙の指紋がグラスについてるからあらためて乾杯を大人を気どってサヨナラしましょキッスの手ほどきしかけておいて膝に乗るくせつけさせといてアバヨですかー欲しかったのはこころそれともからだわたしご機嫌ななめ愛されたのは上辺それとも中味この場で答出して想い出に酔ってると言葉の刃があいだを生き交うからにぎやかにはなやかにパーティみたいにサヨナラしましょ服のぬぎかた教えておいて腰をだいた手あっ
愛しながらも 別れた人の想い出捨てる 旅でした吊(つ)り橋(ばし)渡って 十二(じゅうに)の滝でみれん流した はずなのに……なんであなたの 苗字で泊る酒田みちのく 紅花(べにばな)の宿格子窓には 鳥海山(ちょうかいさん)の根雪に淡い 遠灯り芭蕉(ばしょう)の細道 蛇の目の傘で肩を抱かれた 倖せが……酔えば手酌の お酒にゆれてこころさみだれ 紅花の宿泣いてあの日に 戻れるならばなみだで越える 六十里
恋の残り火 雪で消し桜の頃には 忘れたいあなたと別れて 訪ねた町は北の静かな 角館…生まれかわって 出直したいと願うおんなの ひとり旅墨絵ぼかしに 薄暮れて淋しさあふれる 武家屋敷あなたを失くして はじめて知った夜の長さよ 角館…泣けとばかりに 舞い散る雪が肩につめたい ひとり傘雪の切れ間に 三日月はみれんに焦がれて 痩せたのかあなたの面影 抱きしめながら酔えばせつない 角館…遠くなるほど 逢いた
雪と波とが ぶつかりあって女ごころに つきささる旅の終わりの…ここは三陸 北山崎よ春を待てずに さだめに負けて他人に戻る 意気地なしふたつ身体(からだ)が あったらなんていいのいまさら なぐさめは風が ほほ打つ…ここは三陸 北山崎よ愛しながらも 別れる恋の残り火捨てる 海の崖(はて)みんな失(なく)して はじめて知った人のしあわせ ふしあわせ夢が舞い散る…ここは三陸
地図で見たならヨー こんなにも近くて遠い ふるさとよ山車(やたい)行列(ぎょうれつ) 宵(よい)まつり瞼(まぶた)閉じれば 灯りが揺れる新庄(しんじょう)恋しや なつかしや都会暮らしにヨー 憧(あこが)れて始発に乗った 私です浮かぶ城跡(しろあと) 杢蔵山(もくぞうさん)あの日手を振り 別れた人よ新庄(しんじょう)恋しや なつかしやひとりため息ヨー 寂(さび)しさにお酒にすがる 夜もある流れ変わら
闇が深まる いで湯の里は星が輝き 降りそそぐここは阿智(あち)村 昼神(ひるがみ)の宿ひとり来ました せつなさに今は逢えない あの人が夜空いっぱい 微笑みかける川の瀬音を 湯船で聴けば痛む心が 癒(いや)されるここは阿智村 やすらぎの里涙静かに こぼれます朝が訪れ 出直せと花桃街道 どこまで続くつらい世間に うつむくよりも空を見上げて 祈るのよここは阿智村 満天の星強く生きます ひとりでも山の彼方
姿は女で 生れてきたが男勝(まさ)りの 鉄火肌(てっかはだ)義理や人情は 吹き曝(さら)しめそめそしてたら 生きられぬ意地で世間の意地で世間の エー風を切る宵越(よいご)し未練は 持たずに散った桜吹雪の 潔(いさぎよ)さなぜに引かれる うしろ髪(がみ)甲斐性(かいしょう)無(な)しほど 気にかかる恋は心の恋は心の エー泣きどころ気立(きだ)ては優(やさ)しい 母親譲(ゆず)り気性(きしょう)竹割(
夜行列車の 灯りの帯が今日も鉄橋 越えてゆく細い警笛 肌身に沁みて胸に淋しさ 走りますハァー ふるさと 恋しいよハァー 帰れは しないけど私しゃ涙の 都会の海で故郷へ土産のョー 夢を漕ぐつくり話で 手紙を書けば指が震えて 進まない耐えてしのんで また書き直すひとり暮らしの 部屋の隅ハァー あのひと どうしてるハァー もうすぐ 寒い冬呼んでみたって 帰れぬ今は飛び乗る 夜汽車もョー 夢ン中ハァー 夢
瀬戸の海なら 静かだろうていつもそうとは 限らんよふたつの潮流(しお)が ぶつかって船も折れよと 渦を巻く行かさんよ 行かさんよ船折瀬戸は おんな海白い灯台 鶏小島(にわとりこじま)赤い灯台 四十子島(しじこじま)どうして恋の 足もとは照らす灯りが 届かない捨てるんね 捨てるんね船折瀬戸は わかれ海欠けた岩肌 打ち寄せる波能島(のしま)水軍 夢の跡(あと)わたしの胸の 爪跡が心変わりを 許さない行
古い町並み 山車(だし)がゆくからくり人形 泣き笑い縁(えにし)ほどいて あなたが去った中橋(なかばし)かすむ 桜吹雪(はなふぶき)私これから どうすりゃいいの日暮れ高山 飛騨の里旅でささいな 行き違い意地などはらずに 済んだのに迷い細路地 あなたは消えて紅がら格子 ひとり宿涙まじりの お酒に酔って夢で抱かれる 飛騨の里辛くないわと 云えば嘘真心どこかで 空廻り忘れ物でも したかのように戻ってきて
木曽の御岳さん 墨絵に霞む旅のおんなの 水(みず)木沢(きざわ)逢えぬあなたの あと追えば他人(ひと)は見るのよ 訳ありと行きつ戻りつ 迷いつつ妻(つま)籠(ご) 馬籠(まごめ)の 木曽川みれん多度(たど)のお山が 夕陽に染まる灯る情けの 宿あかり膝を崩せば 恋しさに酒もいつしか 燗(かん)ざましましてひとりの 寝化粧は抱かれたくなる 木曽川みれん川の流れに 棹(さお)さすように見れば重なる 渡橋
雪をいただく 鳥海山の麓流れる白雪川の 隠れ郷別れになれば 死ぬのも同じ一夜の逢瀬を 待ちわびて二重の帯を 抱きしめるしのび痩せした おんなを写しそっと励ます白雪川の 水鏡この眼を閉じりゃ あの日が浮かぶせつない気持ちが 火と燃えて今では命 賭けるひと迎え化粧の この手を止めて背伸びして見る白雪川の 隠れ郷まだまだ遠い おんなの道もあなたと一緒に 踏み越えて明日を探す 旅の宿
日豊本線 乗りつぐ駅は南・風吹く 薩摩路へ二行足らずの 走り書ききっと今頃 見てるはずあなた来るやら 来ないやら最後の旅です 霧島の宿日暮れの遅さに 救われそうよ夜に待つには 人恋し心離れを 恨むより今はしずかに 手酌酒月に湯の瀬も ゆれるほど吐息もせつない 霧島の宿霧島連山 つつじに染まるどこへ流れる 天降川(あもりがわ)眠れないまま さ迷えばどこか空似の うしろ影仕方ないのと 眼を閉じる明日へ
生まれ故郷は 北の果て汽車も通わぬ 宗谷の岬流氷 海鳴り 灯台あかり今もあの人 一人でいたらバカなわたしを 許してもらい愛を 愛を 愛を交わして生きて行きたいごめんなさいね わがまゝをあなたを捨てた 国境の岬わたしの心に 今でも残る腕のぬくもり あなたの言葉耐えて行きます シベリアおろしそれが それが それがわたしの生きる道ですハマナス咲いてた あの砂山に今もあの人 一人でいたら過ぎたあの日の 二
北をめざして 函館(はこだて)・小樽(おたる)西ゆく船に また乗りかえる白いうねりは 日本海うみねこみたいな あの男(ひと)だから言っておきたい ことがあるわたしは一途な 恋おんなあとでかならず 本物やるとあのときくれた 硝子の指輪嘘がキラキラ 光ってる許してしまえば おんなの敗けよ風の噂は おけさ島あいつが居そうな 小木港(おぎみなと)きのう舞鶴(まいづる) きょう美保関(みほのせき)あしたは汽
しぶき舞い散る 鴎がさわぐ泣けとばかりに 潮風(かぜ)が吹くひとり身を引く わかれ旅まるで真珠の 涙のようなここは英虞湾(あごわん) 奥志摩の宿舟が沖ゆく 想い出うねる夢のなごりが 身を揺らす忘れられない あの人を呼べば霧笛(むてき)が せつなく鳴いて波切(なきり) 浜島(はまじま) 奥志摩の宿波が岸うつ 海女笛(あまぶえ)しみる胸が痛がる 恋しがる明日(あす)の当てない 迷い旅おんな心の 未練が
かけた命はエー 一本道だ脇見している 暇はない男まさりの 黒潮育ち涙こぼせば 汚点になる アアンアン…土佐のおんなはヨー 炎のおんな惚れた二人はエー 番いの舟だ夢が呼んでる 桂浜高い波ほど 谷間も深い陰で私が 舵をとる アアンアン…土佐のおんなはヨー 深なさけ生きるこの世がエー 筋書き無しのたった一度の
木やり一声 天をつく綱を引く手に 血潮がたぎる揃いはちまき 若い衆が七年一度の 生き甲斐だから今年こそはと 命をかける峰は残雪 峰は残雪 八ヶ岳もみの大木 神となり 諏訪は千年 祭りは叫ぶこゝは木落とし 日本一こゝで乗らなきゃ 男がすたる走る御柱 祈りをこめりゃ諏訪は祭りの
雨にけむった オランダ橋で決めたはずです もう泣かないと遠くはなれて なおさらつのる未練でしょうか 恋ごころ……鐘が鳴る鳴る 平戸の港女泣かせの 雨がふる色はあせても ジャガタラ文(ぶみ)に残る一途な 想いの丈(たけ)よまるで異国の 旅人みたいあてなく辿る 石だたみ……五島列島 平戸の沖に女泣かせの 雨がふる咲いて春呼ぶ 海寺(うみでら)あとの闇に真白き 花もくれんよ明日(あす)の日暮れは まっ赤
あなたの愛と 魂(こころ)の広さ砂丘(すな)のうねりと 同じです風紋(ふうもん) すりばち 馬の背を越えれば蒼(あお)い日本海鳥取砂丘 あゝ砂の像どこまで続く この砂の波あなたが付けた 足跡(あしあと)が今の私の 道標(みちしるべ)風がヒュルヒュル 哭(な)くのです鳥取砂丘 あゝ砂の像まっ赤な西陽が 二人を染めて長く尾を引き 消えてゆく砂丘(すな)の温(ぬく)もり 大きさが強く生きよと 云うのです