風よ、伝えてよ 燃えるこの想い紅い落ち葉に乗せて あの人に届けてひとりごとで呟いた「好き」のひとこと木の葉たちが聞き耳を立てたけれどもう 聞かれたっていい 空に風に木々にそして そして あなたに風よ、運んでよ 彼の恋心風の手紙でくるみ そっと届けに来て会うとなぜか友達の顔で強がり会えない日はせつなくて惑うばかりああ 心の森には あなたが積もってくなのに なのに 言えない風よ、この背中 押して少しだ
通い慣れた道で 無邪気に笑い合ってたい幸せなこのままで 時を止めてもしも今 心が 小石を投げてしまったら穏やかなこの場所に 戻れなくなるなのに何故なの 押さえた想い日毎 声を上げるはらはら舞い遊ぶ 薄紅の花びらゆらゆら風の中 揺れてざわめく心よ彼女の微笑みを 壊すものは許せなくてどんな悲しみからも 遠ざけたくてなのに何故なの 隠した恋は夜毎 色をつけるひらひら逃げてゆく オオムラサキの薄衣からから
静寂に揺れる 薄い紫のあやめのような強さが欲しくて背筋を伸ばし 歩き続けてたさびしさや痛み 閉じ込めたまま胸の奥 持て余してた情熱 ほどく勇気をそっと くれたひとこころ 透明に変わってゆく 曇りも迷いも消してただ 澄みわたるこの水辺のようにこれは 夢じゃないのね ほんとにあなたがここにいてくれるのもう素直になってもいいよね 今日からは風光る午後 木々がざわめいて凛と佇む花だけ見ている瞳閉じれば長い
夏に灼かれしこの町で 焼けたあなたの腕のそば強い日差し眩しくて 恋も焦がれます氷食べ食べ歩く道 土の匂いと蝉時雨きらり光る打水も 恋には効きません午後の日に照らされた あなたの眼差し遠い女映すから 好きと云えなくてそっと寄り添う肩越しに曇る笑顔が見えますか夏に灼かれしこの町で 焼けたあなたの腕のそば宵の口の星屑に 恋も灯ります腰を下ろした川の縁 線香花火を燻らせて月のにじむ漣に 恋も揺らぎますろう
たったひとつ うそをついたひとつだから 特別じゃない大丈夫 すました顔でいよう それだけでいいたったひとつ うそをついたせつなくなるのは何故?ごめんねって言える勇気のかわりに飛び出した言葉部屋中にころがしてる居場所をみつけられないきもち枕にしずめても大きくなるばかりあした一番に会いにいこう日差し抱きしめて会いにいこう渡しそびれた こころのかけらあなたに届けたい手のひらにのせてたったひとつ うそをつ