津軽 お岩木 吹雪いちゃならぬ親父(おどう)帰るに 道先見えぬりんご畑に 花咲くころは津軽平野に 春が来る生まれ故郷にヨー 帰って来やれ春にゃ必ず 帰ると言った親父うそつき もうすぐ三年(みとせ)たった一人の 父ちゃんだもの想いだすたび 会いたいよ風がヒュルリとヨー 帰って来やれ汽車がひと鳴き しばれる駅で親父まだかと 汽笛も叫ぶ晴れの門出の 花嫁すがたお嫁入りです となり村ひと目津軽にヨー 帰っ
はかない恋と 知るほどに母に言えない 心が痛い誰がうらやむ 幸福(しあわせ)の夢を見るたび 愛しさつのるしのぶ恋路の 足跡かくし音も立てずに 雪が舞う静かな寝息 聞きながら頬をよせれば こぼれる涙どこへ行くのと 母の声すべて悟って いるようでした遠くかすかに 雪崩(なだれ)の音か胸にせつなく 響く夜あなたに逢える 約束をすれば明日の 別れが辛い母の涙に 背を向けてわたし幸せ 掴めはしない旅の想い出
人生は 人生は 喜・怒・哀・楽の四つのことばの物語負けちゃ駄目だと 諭してくれた兄さんみたいな 旅の人もう一度 もう一度 あゝもう一度逢ってみたい人憧れは 憧れは 切ない恋の始まりですよと春の風訳も聞かずに さよならしたがいまでもわたしの 好きな人もう一度 もう一度 あゝもう一度逢ってみたい人幸せは 幸せは こころの窓を開ければ青空見えること夢で結んだ あの紅い糸信じて待ってて いいですかもう一度
はぐれ鳥でも 鳥は鳥寂しさなんかに 負けませんひとりぼっちで 越えて来た海がわたしを 育ててくれたうたつぐみ うたつぐみ歌がいのちの わたしです友は仲良く 離れずにしあわせしてると 思います船の情けを 借りながら耐えて忍んだ 海原(うなばら)千里(せんり)うたつぐみ うたつぐみ籠の鳥には なれません群れを離れた あの日からふるさと忘れた ことはない月もわたしも この海が鏡ですねと うなずき合ったう
筑波おろしは わたしの命男まさりの 生みの親どんな苦労も はねのける負けず嫌いの あばれ風吹いて 吹いて吹いて咲かせる 夢の花筑波山(つくばやま)から 眺めた海は怒涛(どとう)逆巻(さかま)く 鹿島灘(かしまなだ)鬼が怒(おこ)ると 書いて読む川は鬼怒川 母の川意地を 意地を意地を通して 流れます筑波大地は 紬(つむぎ)の里よ恋の菩薩(ぼさつ)が 住んでいる愛と情けの 二(ふた)文字は帯にきっちり
寒緋桜は 春告げ花です花びら広げず 咲いているあの人しあわせと うわさを聞きました思い出を 思い出を優しく包んで いるようなわたしに似合いの こころ花どんな時でも 明日を信じて真っ直ぐ生きてく つもりですこの夢叶います うれしい花ことば寂(さみ)しさに 寂しさに出会った時には 迷わずにあなたの笑顔に 逢いに来る春は名のみの 冷たい風にも負けずに肩寄せ 咲いている泣くだけ泣いたから 涙はもう終わりこ
一つ 小さな身体(からだ)でも二つ 納豆の粘り腰三つ 弱気になったならちから盛々 常陸(ひたち)牛若さと元気と この笑顔それがなつみの それがなつみの自慢です四つ お祭り大好きで五つ お茶目な双子座で六つ 鮟鱇(あんこう)にゃ負けないよ食べりゃ美味しい 性格(とこ)ばかり家族や仲間に ささえられ夢はでっかく 夢はでっかくあの宇宙(そら)へ七つ 鹿島の神宮で八つ ご利益(りやく)いただいて九つ ここ
潮来の伊太郎 ちょっと見なれば薄情そうな 渡り鳥それでいいのさ あの移り気な風が吹くまま 西東なのにヨー なぜに眼に浮く 潮来笠田笠の紅緒が ちらつくようじゃ振り分け荷物 重かろにわけはきくなと 笑ってみせる粋な単衣(ひとえ)の 腕まくりなのにヨー 後髪引く 潮来笠旅空夜空で いまさら知った女の胸の 底の底ここは関宿 大利根川へ人にかくして 流す花だってヨー あの娘川下 潮来笠
さよならさよなら 元気でいてね好きな二人は いつでも逢(あ)えるたとえ別れて 暮らしてもお嫁なんかにゃ 行(ゆ)かないわ待って待って待っているのよ 独りでいるわさよならさよなら 好きになった人さよならさよなら 指切りしてね固い約束 忘れはしない恋をしたのも 泣いたのもそうねあなたと このわたし好きで好きで好きでいるのよ 愛しているわさよならさよなら 好きになった人さよならさよなら 泣いたらだめねつ
ふられたぐらいで 泣くのはあほや呑(の)んで忘れろ 雨の夜(よ)は負けたらあかん 負けたらあかんで東京に冷(つ)めとない やさしい街や道頓堀は未練捨てたら けじめをつけてきっぱり今日(きょう)から 浪花に生きるのさくちびるかんでも きのうは過去やわかるやつには わかってる負けたらあかん 負けたらあかんで東京に冷めとない やさしい街や道頓堀はでんと構えた 通天閣はどっこい生きてる 浪花のど根性三吉魂
幸せが 住むという虹色の湖幸せに 会いたくて旅に出た 私よふるさとの 村にある歓びも 忘れてあてもなく 呼びかけた虹色の湖さよならが 言えないでうつむいたあの人ふるさとの 星くずも濡れていた あの夜それなのに ただひとりふりむきも しないであてもなく 呼びかけた虹色の湖虹色の 湖はまぼろしの湖ふるさとの 思い出をかみしめる 私よ帰るには おそすぎてあの人も 遠くて泣きながら 呼んでいるまぼろしの湖
「お元気ですか そして 今でも愛していると 言って下さいますか」みずいろは 涙いろ そんな便箋に泣きそうな 心を たくしますあれこれと 楽しげなことを書きならべさびしさを まぎらす わたしです逢えなくなって二月(ふたつき)過ぎて なおさらつのる恋心手紙読んだら 少しでいいから私のもとへ来て 下さいみずいろは 涙いろ それを知りながらあなたへの 手紙を 書いてます誰からも 恋をしているとからかわれそ
悲しいのでしょうと 夢の中見知らぬ人の問いかけに声もだせずにうなずいてそれはあなたがやっぱり好きだからいじわるなあなたはいつでも坂の上から手招きだけをくりかえす私の前には硝子坂きらきら光る硝子坂行けるのでしょかと 夢の中見知らぬ人にたずねては涙こぼして横向いてそれもあなたがやっぱり好きだからいじわるなあなたはいつでも坂の上から手招きだけをくりかえす私の前には硝子坂きらきら光る硝子坂とうとう来たねと
やさしさと かいしょのなさが裏と表に ついているそんな男に 惚れたのだから私がその分 がんばりますと背(せな)をかがめて 微笑み返す花は越後の 花は越後の雪椿夢にみた 乙女の頃の玉の輿には 遠いけどまるで苦労を 楽しむように寝顔を誰にも 見せないあなた雪の谷間に 紅さす母の愛は越後の 愛は越後の雪椿つらくても がまんをすればきっと来ますよ 春の日が命なげすて 育ててくれたあなたの口癖 あなたの涙子
海猫(ごめ)が鳴くから ニシンが来ると赤い筒袖(つっぽ)の やん衆がさわぐ雪に埋もれた 番屋の隅でわたしゃ夜通し 飯を炊くあれからニシンは どこへ行ったやら破れた網は 問い刺し網か今じゃ浜辺で オンボロロオンボロボロロー沖を通るは 笠戸丸わたしゃ涙で ニシン曇りの 空を見る燃えろ篝火(かがりび) 朝里の浜に海は銀色 ニシンの色よソーラン節に 頬そめながらわたしゃ大漁の 網を曳くあれからニシンは ど
何処(どこ)へ帰るの 海鳥たちよシベリアおろしの 北の海私には戻る 胸もない戻る 戻る 胸もないもしも死んだら あなたあなた泣いてくれますか寒い こころ 寒い哀しみ本線 日本海細い汽笛が こころに刺さる星屑ばかりの 北の空涙さえ凍る こんな夜吠(ほ)える 風に ふるえてる胸の痛みを あなたあなた聞いてくれますか寒い こころ 寒い哀しみ本線 日本海入り江沿(づた)いに 灯(あか)りがゆれる名前も知ら
荒磯(ありそ)に舞い散る 波の花この手につかめぬ 幸せかあなたの指に 馴染(なじ)んだ髪を切って北陸 能登の旅……命もくれると 言った人曽々木(そそぎ)海岸 また涙思い出荷物が 多すぎてため息こぼれる 砂の上かすむ窓岩(まどいわ) 面影揺れてにじむ涙が 凍りつく……あきらめきれない 今もまだ曽々木(そそぎ)海岸 波ばかり垂水(たるみ)の滝の 水飛沫(しぶき)女の心に 沁みて行くいつか私に 来るので
あなたに遅れて 歩いても影が寄り添う 別れ月今日で他人の その理由(わけ)はあなた なぜなの なぜですか何も聞けずに うつむいて唇 唇 かみしめる抱かれた肩の 痛みさえ幸せでした 私にはあの日の瞳の 優しさはみんな 嘘なの 嘘ですか涙見せない はずなのに震えて 震えて 立ち尽くすあなたの背中の 冷たさを写す夜更けの 月明かり待ってはいけない その理由(わけ)はあなた なぜなの なぜですか何も言えず
南国土佐を後にして都へ来てから 幾歳(いくとせ)ぞ思い出します 故郷(こきょう)の友が門出に歌った よさこい節を土佐の高知の 播磨屋橋で坊さんかんざし 買うをみた月の浜辺で 焚火を囲みしばしの娯楽の 一時(ひととき)をわたしも自慢の 声張り上げて歌うよ土佐の よさこい節をみませ見せましょ 浦戸をあけて月の名所は 桂浜国の父さん 室戸の沖で鯨釣ったと 言う便りわたしも負けずに 励んだ後で歌うよ土佐の
風がヒュルヒュル 胸に吹いて人もまばらな 北の駅噂追いかけ ここまで来たどこにいるのよ 今頃あなた心変わりは なぜですか 今すぐ おしえて訳も聞かずに この恋を 終れない涙ゆらゆら こぼれ落ちて文字がにじんだ 時刻表戻る約束 信じたのにもしもあなたが 幸せならばいいの会わずに 帰ります 声さえ かけない何も知らずに この恋を 終れない未練チリチリ 肩が泣いて薄い切符の 頼りなさ秋もま近な 日暮れの
いくつの町を 越えたのかいくつの駅を 過ぎたのか思えばどこも どの町もそれぞれ誰かの 故郷(ふるさと)なのねうしろへうしろへ みれんは走るそうよ戻れる 人はいい身を引く旅の 行く先は泣いて北国 ひとり旅わたしに何が できるのかわたしに何が 叶(かな)うのか眠れぬままに 目を閉じる明日(あした)のゆくえは 見えないですねいつかはどこかで 幸せつかむ白い吹雪の その先に終着駅は 遠くても泣いて北国 ひ
つらい別れが待ってるならば好きになるんじゃ なかったわ出船あれからもう三月波も片瀬の 港町逢いたいナァ 逢いたいヨォ赤い椿と 待ってます…夕焼け桟橋どうぞ涙にしないで欲しいこんな儚(はかな)い 夢ひとつあれは あなたの船ですか‥今日も汽笛の あと追えば哀しいナァ 哀しいヨォカモメ翔び立つ 北の空…夕焼け桟橋膝に思わず 力が入る風にゆれます 桟橋はきっときっとよ 帰ってと沈む夕陽に 叫ぶのよ逢いたい