追って来たけど 男の夢を辿り着くには あまりに遠い…北原野旅の仕度に 手を貸してあの日涙を こらえていたねごめんよ 苦労を ねぎらうような笑顔ひとつが 瞼(め)に浮かぶ帰ろうか 明日は 君の待つ街へ泣いているよな 夕焼け空が男ごころを 真っ赤に染める…地平線北の最果て 身に沁みる忘れられない ぬくもりひとつごめんよ も一度 出直す俺を強く励ます 向かい風帰ろうか 明日は 君の待つ街へ詫びてすまない
道草しながら 歩けばいいさそれでいいのさ 無理などしないで人生まだ秋半ば ひとり振り向けば不器用すぎてた 生き方だったけど恥じることはない 寂しくはないそんな男の 男のつぶやき道草しながら 探せばいいさ忘れ物なら あの日にもどって人生まだ秋半ば 夢の続きなら心の中にも 明日のむこうにも急ぐことはない 近道はないそんな男の 男のつぶやき人生まだ秋半ば ひとり振り向けば不器用すぎてた 生き方だったけど
口笛は幼き頃の 我が心の 心の友よ故郷を遠く離れて 若き青春(ゆめ)を手繰(たぐ)れば熱き想いを 胸に抱いて茜雲 追いかける旅人いま人生という名の 明日が 少しは見えて きたけどああ少年よ 君はいまも 輝き忘れていないから口笛の悲しき音色(うた)は 我が心の 心の人よちぎれゆく追憶(おもいで)よりも 時の早さ切ないこの瞳(め)閉じれば 浮かんでくるあの駅舎(えき)で 待っていた母人いま人生という名
海鳴りだけが 絶え間なく聞こえる町の 淋しさよ逢えばお前を 泣かせる俺が恋に惹かれる 恋に惹かれる泊り崎とぎれるままに 語り合うまどべの月の かなしさよこころつないで あの海深く落ちてゆけたら 落ちてゆけたらよいものを思い出ひとつ 恋ひとつ分けあう夜の みじかさよ明日の別れにゃ あの海鳴りをどんな思いで どんな思いで聞くのやら
雨の夕暮れは 心さみしくて街の赤い灯(ひ)が 胸にしのびくるよずっと昔に 若さのせいで失くした恋が 水割りに浮かぶよ思い出のカウンター すすき野五番街何も言わないで 涙落とした隅の止(とま)り木は 今日も空(あ)いているねつれて逃げれば よかったものを世間の風を おそれてた俺だよ何もかも夢の中 すすき野五番街長い黒髪を いつも束ねてた青いあのリボン いまもしてるだろうかどこか遠くの 知らない町で幸
ツワブキの 津和野は古い 城下町霧がながれて 空がながれて明ける町あゝもう津和野は秋よ肩にはらはら もみじの色は悲恋・坂崎 千姫の思いかよわぬ まぼろしか白壁と 千本格子 武家屋敷ゆめを浮かべて ほそい掘割り水がゆくあゝもう津和野は秋よ青野山から しぐれる風にひとり吹かれりゃ ふる里の君が恋しい 旅の宿あゝもう津和野は秋よつるべ落しの 夕陽に追われ朱(あか)い鳥居を くぐりぬけ下る石段 ながい影