雨の日も 風の日も色々あって つづく道そして今 あたらしい扉をひとつ 開けましょう振り向けば いつだってこころ支えた 歌があり哀しみの向こうには巡り逢う 明日(あした)があるあの頃よりも 自由になって広い空 見上げている今日は もう一度 生まれる記念日あなたの愛に 包まれながら うれしくて…悩んだり 悔やんだり翼を折った 夜もある傷ついて わかるのよあなたの痛み 少しは誰もみな 限りある時を旅して
あの人に逢いたくなってあの人のふるさとへ来たのふるさとへ来たの思い出ばなしはいい匂い私を包んでくれるからなんとなくぬくもる ふるさと日和(びより)遠い日の夢追いかけて懐かしい裏山へのぼる裏山へのぼる遊んだ仲間はどこにいる涙が心を駆けて行く風ひとつ優しい ふるさと日和(びより)わらぶきの屋根さえ見えず歳月にふるさともかわるふるさともかわるけれども訛(なま)りがあたたかいあいさつ言葉もあたたかいあのひ
冬の花が終る頃の 風のつめたさ春がそこにあると思えば なお寒い心なしか人の顔も つらく感じて言葉数も あえて少なく過ごします夕子が紅をひきたい 日暮れあなたは わかってくれるでしょうか思い 思われ 思いがつづき思われ星が 消えました夏の雨が屋根を叩き 通り過ぎたら心細い秋がひんやり しのび寄る巡る四季は 人の胸を染める絵筆と思いながら 涙ぐんだり笑ったり夕子が髪をきりたい 夜ふけあなたは 感じてく
小雨の下宿屋の窓あなたは 私待ってた古いてすりから 体をのりだしてとても寒がりな 人だからあつい靴下 編んで持ってきたわこの格子戸を あけたらよろこぶ顔が みえる愛するまねごとでも楽しい 私なのよ小雨の下宿屋の中雨もりかくす カレンダー古いテーブルも みんな顔なじみいつもテレビみて たべるくせひとり暮しの 長いせいでしょうか熱いコーヒー いれるわしみじみ 話したいの大人になる日までは離れてくらす 
何処へ帰るの 海鳥たちよシベリアおろしの 北の海私には 戻る 胸もない戻る 戻る 胸もないもしも死んだら あなたあなた泣いてくれますか寒い こころ 寒い哀しみ本線 日本海細い汽笛が こころに刺さる星屑ばかりの 北の空涙さえ 凍る こんな夜吠える 風に ふるえてる胸の痛みを あなたあなた聞いてくれますか寒い こころ 寒い哀しみ本線 日本海入り江沿(づた)いに 灯りがゆれる名前も知らない 北の町凍りつ
別れの季節の 悲しみを生まれてはじめて 知りましたしるしをつけた カレンダーもうすぐそこに来ています蛍の光が歌えない涙でつまって歌えないあのひと卒業して行くのめそめそしていちゃ いけないわ私も中学三年生明日からやさしい あの声もとってもすてきな あの顔も逢えないなんて 思えないそこまで春が来てるのに蛍の光が歌えない涙でつまって歌えないあのひと卒業して行くのさよなら言えなきゃ いけないわ私も中学三年
今年の春の雛人形はも少し飾っておきましょう「お嫁に行く日が遠くなるよ」と母の小言が聞きたくてすみません 恋をしました隠し事などせぬように育てた娘が嘘までついておろかでしょうか 女でしょうかあなたも昔 命をたくし……そしてわたしが 生まれたのです東の風が雛段渡り桃の薫りを運びます季節(とき)よ止まれと瞼閉じても花は移(うつ)ろいゆくでしょうありがとう 倖せでした陽だまりみたいなふところでまだまだ遊ん
こんな日は あの人の 真似をしてけむたそうな 顔をして 煙草をすうわそういえば いたずらに 煙草をすうとやめろよと 取り上げて くれたっけねェあなた ここに来て楽しかった ことなんか話してよ 話してよこんな日は あの人の 小さな癖もひとつずつ ひとつずつ 想い出しそうこんな日は 少しだけ お酒をのんであの人が 好きだった 歌をうたうヮゆらゆらと 酔ったら うでに抱かれて髪なんか なでられて 眠りた
白い画用紙に 描いてた桜の絵子供たちは それを指さし 今では笑うけどいっぱいの花びらは 小さな頃のままあなたたちはわたしだけの こころの桜ですさくら さくら 悲しい時もさくら さくら 苦しい時も忘れないで 忘れないで 咲いていることをさくら さくら 悩んだ時もさくら さくら 傷つく時も忘れないで 忘れないで 生れたことだけは古い画用紙の 桜を壁に掛け子供たちは お花見だねと みんなで笑うけどこみあ
やせたみたいね おかあさんふざけて おぶって 感じたの泣き虫だったわ ごめんなさいね明るい娘に なりましたなやみがあったら 私にも今度は下さい おかあさんびっくりしたでしょ おかあさん思わず起こして しまったの二度とその目が あかないようで寝顔をみてたら 泣けたのよ優しく笑った 顔をみて安心しました おかあさん感謝してます おかあさんたまには肩もみ しましょうね花嫁衣裳を 着るそれまではだいじよう
北の岬に 咲く浜茄子(はまなす)の花は紅(くれない) 未練の色よ夢を追いかけ この海越えたあなた恋しと 背伸びする待って待って 待ちわびて立待岬の 花になろうとあなたあなた 待ちますこの命 涸れ果てるまで霧笛かすめて 飛び交(か)う海猫(ごめ)よもらい泣きする 情があれば北のおんなの 一途(いちず)なおもいどうかつたえて あのひとに哭いて 哭いて 泣きぬれて立待岬の 石になっても悔いは悔いは しま
もしもあなたの中に弱虫がいた時は母の笑顔を思い涙をふきなさい。どんな寂しい時もあなたは一人じゃない母は寄り添うようにあなたのそばにいる。ああ、人生は美しいはず生きてみてそれを確かめなさい。涙のあとには歓びがくる。それを見守る母は大地よ。たとえ夢破れてもそれで終わりじゃないわ母はあなたの胸に光をあげましょう。人は優しくないと幸せになれないわそれは強がるよりも勇気のいることよ。ああ、人生は美しいはず悲
人は誰も生きていれば知らぬ間に汚れていく。心ならずも嘘をついたり愛する人に背いてみたり。ああ、初雪が降りかかるすべてを白紙にもどしていく初雪が降りかかる昨日の私をかき消していくなにかが始まる予感の中で。人は誰も胸のうちでごめんねとつぶやいてる。その一言を言いたいけれど言えないままに時を過ごして。ああ、初雪が降りかかる誰かが私を愛している初雪が降りかかる私もあなたを好きになりそう一から命を始めるため
どこへ行くとも 言わないで夜明けあの人 舟の上雨のデッキに眼をこらしても溢れる泪で何にも見えない――わけをきかせて下さいと叫ぶこの声銅鑼(どら)が消す行かないで 行かないで行かないで――寒さ間近の 波しぶき夜明け桟橋 雨しぶきこんな時間に出て行く船にあの人希望をかけたのだろうか――だけど私はどうするの何もおしえず行くなんて行かないで 行かないで行かないで――ぼくの故郷は 君の胸いつもあの人 言って
忘れたふりする ふるさとは日傘 浜木綿 港のまつりあれから便りも ないけれど街のくらしが あう人じゃないひょっこり帰って くるようで紅さす指先 ほろほろ ほろほろふるえます祭りがなにより 好きだった夜店 風鈴 港のまつりやぐら太鼓が 子守唄街のくらしが あう人じゃない待っていますと くりかえし文書く指先 ほろほろ ほろほろふるえますふるさとでてから もう二年帰りたいでしょ 港のまつり子供じゃないよ
私は十七の春を待つ乙女セーラー服だけが 私ではありませんあなたに逢う時は 大人のふりをして連れそって歩いても おかしくない二人ね少し背のびをしても 愛したいあなた私は十七の春を待つ乙女めばえた恋ごころ この胸に抱きしめる子供にあつかわれ 悲しくなるけれどそのうちに通じると 私は信じている少し背のびをしても 愛したいあなた別れたすぐ後で 逢いたくなるなんて何もかもあなただけ 私をとりこにする少し背の
バラ色の 未来があるから別れの時に 私は泣かない幸せな 思い出抱きしめありがとうと ひとこと言うだけ人生は 絶えまなくなにかが終わり なにかが始まるそれが生きるということバラ色の 未来の空へ私は飛び立つ 青い鳥になるバラ色の 未来があるからあなたの後を 私は追わないあなたこそ 私の生きがい私のすべて いのちあるかぎりまた今度 生まれたらあなたと恋を するかもしれない愛は終わりのない夢バラ色の 未来
窓をあければ 雪景色遊ぶ渡り鳥赤いカクマキ着たひとが通り過ぎるあなたを慕うこの胸はまだ銀世界 誰も汚せないやさしい足跡はいつの日つくのやら汽車が走れば 見えかくれ冬の日本海舟も真白におおわれて心細くあなたに急に逢いたくてただ無我夢中 切符買ったけどなぜだかぽろぽろと涙があふれ出る真綿ちぎって 投げたよな重いぼたん雪道に誰かがころがしたみかんひとつあなたは強く抱きしめて春まで待てと いってくれたのね
淡いりんどう 咲く道で小指の傷を くちびるにそっとふくんで くれた人夕笛やさしい 黄昏はどこかで恋が はじけそうよりそう影も 絵のようね夕笛 夕笛もいちど 聞かせて下さいな遠い谷間の 百合の花わたしの胸に とどけては夢をいくつも くれた人夕映えそまった 黄昏は何処かで風が 唄ってる幸せすぎて こわいけど夕映え 夕映えもいちど 一緒に見上げます別れ淋しい 茜雲空いっぱいに 好きですと飛ばしてみたい 
白くこぼれる 花を見て恋の終りを 知りました追ってみたって あのひとは二度とふりむく ひとじゃないかんだ 唇 白くしてあなた あなたと 呼んだけど面影 面影 面影の君ひとり折鶴 折りながら思い出します あのひとを今はどうして いるかしら胸のいたみが 増すばかり小指かんだら 感じますあなた あなたが 好きなのよ面影 面影 面影の君今はどうして いるかしら胸のいたみが 増すばかり小指かんだら 感じます
夕顔つんだら 雨になる雨が降ったら また逢えるあのひとよそから来たひとか小雨の灯台見てたけど夕顔ひとつ 指につまんでそっと願いをかけてみました夕顔咲いてた 雨の道声をかけられ ふりむいた名前をきかれたそれだけでその日は別れて来たけれど夕顔ひとつ 指につまんでそっと願いをかけてみました休みが終われば もう逢えぬ心を伝えるすべがない夕顔ひとつ 指につまんでそっと願いをかけてみました
おはよう寒いねと あのひとはいって私の肩をそっと抱いたコートのえりを立て 白い息はいて夢中で話す二人だった北風 寒い朝 霜柱さくさくと踏みしめて急ぎ足あなたが近くにいてくれたなら私はちっとも寒くない風邪などひくなよと あのひとはいって私の顔をのぞきこんだ何かが起きたなら 相談にのるとまじめな顔でいってくれた北風 寒い朝 わかれ道何故かしら熱くなる胸のうちあなたの言葉を抱きしめてたら私はちっとも寒く
“お兄さんと甘えてた……それが私の初恋でした”白樺林の細い道名前を刻んだ木をさがす心でどんなに叫んでも今ではとどかぬ遠いひと忘れられないお兄さん想い出ばかりのお兄さん湖畔を秋風わたるころ手紙を何度も読みかえす私の心も知らないで楽しい都会のことばかり忘れられないお兄さんもう一度逢いたいお兄さん涙でにじんだ日記だけせつない初恋知っているかわしたことばのひとつずつ今でも覚えている私忘れられないお兄さん心
恋した娘は なぜだか知らずひとりで旅に 出かけます私も同じ 雑誌に出てた津和野の街へ 来たところあああ――城下町を 歩いていても小さな宿屋に 泊っていても想うはあなたの ことばかり今度帰るまで 心に決めますあの胸にとびこめる 私になってます好きならどうして 逃げたりするとあなたに言われ 泣きました意気地がないの ゆれてる想い今度の旅で 直しますあああ――古い街の このたたずまい白壁うつした せせら
若草が萌えるころ逢いましょうその時は約束をかわしましょう一年は長いけどおたがいに少しずつ大人びて逢いましょう今度逢ったら 今度は恋よともだちなんかじゃないんだわ愛してます 愛してます春はそこまで来ています若草の丘の上夢にみてうれしくて目がさめる日もあるの一日の過ぎるのが遅すぎて何もかも手につかぬ私です今度逢ったら 今度は恋よめそめそなんかはしてないわ愛してます 愛してます春はそこまで来ています
風邪をひいてる 私をだいてぼくにうつせと 唇よせるあ… 夕焼けの岬にはかもめと私とあなただけ別れるんじゃないわ 夢があるからあなたはあなたは 街へ行く若さがわるい 若さがわるい波に青春 くだけそう早く二人で 暮せる様に何かつかんで 帰って来るヨあ… そう言って泪ぐむあなたを誰より愛してる別れるんじゃないわ 望みだきしめ二人は二人は はなれるの泪がわるい 泪がわるい春のくちべに 泣きぬれる別れるんじ
春が静かに さようならシャバ シャバ シャバラバラ夏が元気で こんにちはシャバ シャバ シャバラバラ手と手をつないだ 輪になった咲かせた花が 実になった咲かせた花が 実になったシャバ シャバ シャバラバラ明日を占う 青い空シャバ シャバ シャバラバラ夢を運んで こんにちはシャバ シャバ シャバラバラあの道 この道 遠い道みんなで探す 明日の道みんなで探す 明日の道シャバ シャバ シャバラバラこころ
下町の青い空 空を写して川が行く 川が行くランランラン……悩みに胸がくもる時明るい声で子守唄うたってくれる 母さんのああ 母さんの 川が行く下町の格子窓 窓に小さな花が咲く 花が咲くランランラン……祭りの笛がひびく頃袂に抱いた夢ひとつわかってくれる 友だちのああ 友だちの 花が咲く下町の細い露地 露地に笑顔の灯がともる 灯がともるランランラン……暮しの風がしみるとき明日があると温かくささえてくれる
おばさん おばさん待っててちょうだいおばさん おばさん 早く逢いたいお葉書よんだら 風邪をひいて寝てるって 書いてあったわおばさん とっても寂しがりやわたしも悩みあるのよこの頃 いつも ひとりで泣くのおはなしきいて いつものようにおばさん おばさん待っててちょうだいおばさん おばさん 早く逢いたい汽車にのったら 私の好きな景色にきっと あえるわ窓の景色と おはなしするの遠い昔のことを−夕焼けの空 
白い手紙 びりびり引き裂いて橋の上から 散らしたら季節はずれの 雪になる逢うたびに 逢うたびに骨も折れよと 私を抱いた優しい腕が あつい吐息がこの身をしめつける あゝゝ……信じたくない 信じない白い手紙 はらはら舞いおちて川の流れに 消えたのに愛のなごりが 渦をまく北の風 暗い空涙凍れと ぬぐいもしない日暮れの橋は ためいきの橋こころが寒すぎる あゝゝ……信じたくない 信じない北の風 暗い空涙凍れ