あなたが眠る場所へあなたが眠る場所へ帰ろう夜が明けてしまう前にあなたの歩む道とあなたを育むものすべてがどうかいつも輝かしくあれあの夏の日 風に吹かれ雲に焦がれ あなたはどこへああ愛とは ああ愛とは何も語らず 静かにそっと肩にかかる雨今 私の胸の内に息衝くのは確かな誇りああ あなたがああ あなたが今日もどこかで真綿のように 生きているということこの声が この声がいつの日か あなたに見える日まで光の庭
澄み渡る空を見てると 自分が小さくなったみたいでそれは全然悪いことでは ないと思うよたぶん絶対しばらく前からあそこの壁に ビニールの傘がかかっていてそれが一体なんなのかって 言葉にしないで考えているあのね あのさ 僕はどうしてあのね あのさ 僕は僕なんだろうHey Siri 僕の悩みを聞いてくれよHey Siri 誰にも言えないことなんだHey Siri 生まれて生きて死ぬだなんてHey Siri
ああだこうだと屁理屈並べて のらりくらりでどこまで行くのか西から東へ地球は廻る そうさこうしてむすんでひらいて時代は変わる 空の青さに理由を求め時代は変わる 海の向こうの気配に怯え嗚呼もう時代は変わる 変わらぬモノを笑い飛ばせとどうせ短き命じゃないか 手前の飯もくれてやれよと奪い合うのが芸じゃないぜよ 陸海空の先に太陽時代は変わる 誰でも言えるそれが真実時代は変わる 後にも先にも今しかなくて嗚呼も
扨は地平に響く歌 殊更にあおる永遠の中で 絡まってる果てはこの手にしたい物 ありふれた表情(かお)で語りかける 愛の融和吹き抜ける風の仕草で何かが描かれようとしているそれを見ている瞳に目的はない眠る猫の傍で明け方を告げる前置きのない旋律やがて 何一つ不条理じゃない 君と生きた世界ならやがて 実に秘密の果実は甘い 咎に満ちた未来から 彼方へ やがて時は折しも今しがた 陽炎に揺れる「おはよう」の声 誰
頑として譲れないのは 感覚に支障をきたすから断崖に追いやられ お座なりのクリンチ長期戦の様相を憂う雨関節が微妙に痛むのは 単純に気候のせいかしらインハイに投げ込まれ 及び腰でスイング後遺症の影響を呈す羽目自分らしさってなんだろうっていうブルース 兎角己と紛う自意識よ思い出ばかり増えていって不穏 挙句見上げた空はハレーション衝動は総じていつも矛盾を孕んだ宇宙 収穫の啓示は右脳から爪先で地を蹴るバッフ
おそらくここは いつか来た道だろうなそれじゃなければ いつか行く道だろう逃げたつもりが 追いかけているみたいだ先の見えない 喜び抱いて大空ばかり 見上げていたらいつしか何も知らない 裸の朝に戻った流れる汗は 誰かの気持ちみたいで手の平濡らす 夕暮れの子供太陽さえも いつかは果てる世界で塞いだ気持ち 忘れるために歌った西へ東へ 東へ西へ 辿ってどこかで見つけるさ どこかで見つけるさどこかで見つけるさ
晴れ後曇り 時々雨 風また晴れそんな風にして今日も日は翳っていく 移ろっていく水を打ったような東京の空擦れ違い思いやる心とは?群衆の中 立ち止まったまま人知れず思いに耽る君をまだ抱きしめていたいよこの夜に幕が下りないよう月明かりはまるでオカリナのよう若かりし有り触れた愛よ 闇雲に掲げた誓いよ僕を 彼方へ さあ解き放て何もないこの世界に 僕たちは何処から来たのだろう風に舞う埃みたいな運命を纏う 蜉蝣
渡り廊下の向こうから あなたの笑顔がやってきた黄金律のボーダーと 引っ掛けただけのサンダルとオイルで汚れた手の甲に いくつか数字が書いてある「物忘れがヒドくって」 伏し目でボソリ呟いたピ・カ・ソ青の時代も過ぎた頃ピ・カ・ソ白けた戦争やってきたピ・カ・ソサンタクロースもいなくなりピ・カ・ソあなたは自由に殺された丸い瞳のその奥で 細切れの牛が鳴いているドナドナどうなる新世界 落ちたリンゴが転がった鏡の
遥か 遥か 彼方のことを教えて誰か 気の向くままに遥か 今は 道すがら見上げた空に 君の足跡探す遠くからやって来る未来光の速度で 色めいたテレパシーだから 風になって魚になって君を想うよ愛しき恋人(ひと)よ 何処(いずこ)で 悲しみ暮れる今、目をつむって祈りでもって 言える言葉は「あ・い・し・て・る」の五(い)つ文字それはここだけの話遥か 遥か 野山を越えて若葉の頃に 会えたらいいな思い出は 夜霧
例えば神様の悲しみを 信じられないボクを君は笑うのかしら途絶えた カタコトの愛情とウタカタの溜め息をひび割れたホロスコープに 重ね合わせてるきっと 生まれ変わったとしても もう一度君に逢いたい嗚呼 吹き抜ける風が時空(とき)を超えてボクに微笑みかけたブーゲンビリアの花言葉 あの日の君に贈るよ嗚呼 今も胸を焦がすよそれは 風の強い午後に生まれたソネット例えば あの時あの場面で君と逢えなかったらふたり
もう何も 言わなくていいんだよ君の気持ちは 分かってるから何度でも 間違えばいいんだよ笑われたって 気にしなきゃいいいつまでも いつまでも一緒にいたいね一歩ずつ 一歩ずつ歩いてゆこうね幾億の偶然を越えて星の光が 瞬いてる傍にいるだけで 傍にいるだけで 幸せなこともう何も 言わなくていいよねぼくの気持ちは 届いたかしら明日また きっと逢えるから今日のところは おやすみなさい言葉にすれば ありがとう
何処かで誰かが笑ってる僕等は此処で空を見る何処かで誰かが怒ってるガジュマルの木は風に揺れ何処かで誰かが歌ってる止まない雨とブラウンシュガー何処かで誰かが嘘っぱち小鳥がそれを見つめてる何処かで誰かが威張ってるダイアモンドが輝いた何処かで誰かが恍けてるアンモナイトが動きだす何処かで誰かが膝を抱く戒厳令が轟いた何処かで誰かが迸りメソポタミアの流れ弾何処かで誰かが自棄っぱちアンドロメダが火を噴いた何処かで
カレンダーに印を付けて 伏し目で何を見てるんだ目の前にいる大切な人さえ 守ることさえできやしないのにアクセサリーで飾り立て お前は誰と話してるんだ俺はずっとここにいるのに 俺はずうっとここにいるのに笑うかい 笑うよな だけどお前も似たようなもんだよラクダのラッパが聴こえるか? 俺にはさっぱり聴こえないんだ十度の違いも気づかないのか ジュードって奴の名前じゃないぜ言葉が異様に迫ってくるさ 満月は今、
行く雲に乱れし心吐く息は仄かに白く喜怒哀楽を幾重に纏い人は今 何処を歩む花鳥風月 瞬く間私は声を大にしてこの身の限り唄をする者花鳥風月 それもまた言の葉の綾咲く花は季節を讃え立つ鳥は言葉少なに風の吹くまま有りの隨月満つる見果てぬ空よ花鳥風月 仏の座浮き世は罪をちゃらにしてあの世の光見せまいとす花鳥風月 永久の詩情のように花鳥風月 瞬く間私は声を大にしてこの身の限り唄をする者花鳥風月 それもまた言の
なにもかも うまくいかないうまくいかない なにもかもそんなことを思ってる君の心を透かしてる台所 電球切れた電球切れた 台所便利になったはずなのに世界はぼんやり暗いまま昨日の君と今日の僕 二人は仲良く話してる昨日の君と今日の僕 カップラーメン分け合った昨日の君と今日の僕 寝っ転がって抱き合って昨日の君と今日の僕 なんにもないのに喧嘩した昨日の君と今日の僕 手を振りながら歩いてる昨日の君と今日の僕 迷
飲み飽きたマンデリンいつのまにか夜の町バイクに乗ったサンタクロースピザとコーラを運んでるこんなにたくさんの人名前も顔も知りはしないバカなのはボクそれともキミ雨だけど雨だから雨だけど雨だから雨だけど雨だからボクはここから動けない
明日の今ごろには ぼくはここにいないだろうグングルパーニャへと 旅立つだろうきみと過ごした この町にはもうなにもないましてや未練だって これっぽっちもない思えばぼくはどれほどの 嘘や過ちを繰り返しどれだけの人を傷つけたのだろうそうやって歩いてきた道を ぼくは否定することもできない否定する権利などそもそもない だからグングルパーニャの国で 待ってるよあるかどうかも定かじゃないけれどグングルパーニャの
本当の優しさとは人に席を譲ってあげることではない譲られた席には自分で選んだ責任と勝ち取った喜びがないから本当の優しさとはともに涙を流すことではない悲しみを断ち切るそんな強さを姿勢で伝えること本当の優しさとはいつも近くにいることではない時に相手を突き放し遠い空からその身を気遣ってあげること本当の優しさとは願いを叶えてあげることではない草花を美しいとするなら風に揺れるその様を我が身と受け止めること本当
夢を持てよと人は言う夢はなくとも生きている夢はわざわざ捨てたのに忘れたころに言いやがる四月になれば四月になれば四月になれば四月になるさ泣いてばかりの青春にほとほとうんざりしたのです卒業証書の片隅にごくろうさんと書いてみた四月になれば四月になれば四月になれば四月になるさ見慣れた町に花が咲く風もいくぶん優しかろう大好きな君に会いたくて何度も歩く道の上四月になれば四月になれば四月になれば四月になるさ群青
夜の公園で渡すつもりのない手紙を書いているギターを弾きながら上手に歌を歌うのは 難しいことだけれど今ぼくの心を形にすることは それ以上に難しいことみたいだ静かな夜に粉雪が降り積もるように 君への想いは静かに降り積もっている季節が巡っていつかこの雪が解けるなら ぼくはきっと世界に解けてしまうんだ細長いベンチを下敷きに 爪の形の月をスタンドにして言葉を喋るみたいに 想いを夜に滲ませようとしているだけど
人のことなんてもうどうだっていいじゃないか
生まれ変わったら なんになる?三軒茶屋の交差点隣で女が話してるクルクル巻きの ブロンディやれカフェオーレ やれカフェラッテアメリカにいるみたいアメリカにいるみたいいつか誰かが夢に描いたアメリカにいるみたい生まれる前は どこにいた?充電切れの通信機あさって向いたチューニング最前線は孤立するやれハンバーガー やれコンピューターアメリカにいるみたいアメリカにいるみたいアメリカ映画に出てくるようなアメリカ
道具屋の奥で 埃かぶってる間違いなくあれは トルコの人形うっすら微笑む 木彫りの顔は天使のようで 悪魔のようでトルコといえば イスタンブール知らない楽器の 音が聞こえるトルコに行けば 何かが変わる地図で何処だか 分からない国待ち合わせの朝 雪に降られてそれが理由だったのか 最後のサヨナラ真っ白な公園が ただ寒くって子犬のように はしゃいだ記憶トルコが誇る 美味しい料理妖しい色の 葉っぱに乗ったトル
知らないことが多すぎる明日の天気電話機の仕組み先生の機嫌知らないことが多すぎて生きることを止められない知らないことが多すぎる時間の始まり宇宙の向こう自分の心知らないことが多すぎてトーストはこんがり焼ける知らないことが多すぎる進化の過程ママのへそくり鼻歌の理由知らないことが多すぎて国際会議は繰り返される知らないことが多すぎる生きている意味死んでいく意味フォアグラの味知らないことが多すぎて眠るあなたに
カモメが空を飛んでるよヘチマが風に揺れてるよどこまで細部になれるだろうキリンが遠くを見ているよ麦茶が汗をかいてるよ日々の振幅が微睡みの中になり夢の入り背に現実が宿る人はどこまで細部になれるだろう胸は感情に支配され透明が手の甲に遊ぶ温かいものと柔らかいものが霧の領分で肯定された大好きな人とさよならをする大好きな風を遮らないようにチャイムがお昼を告げてるよぼくらは黙って立ってるよどこまで細部に…
することのない 午後のこと小雨に垂れる 柳の枝あなたを想う わたしさえ濡れるあなたを 知る術もなく小雨ふり 小雨ふりてあの町の空 仰ぐばかりただ一人 ただ一人を抱くも抱かぬも ひとりごと行くも帰るも ひとりごとすることのない 宵のこと月の光も 欺いたあれからどれだけ 経ったのと足りない指に 寄せる微笑み風が吹き 風が吹きて戻らぬ日々を さらうばかり待ちぼうけ 待ちぼうけて泣くも泣かぬも ひとりごと
形あるものすべて 色褪せてゆくけれどあなたの作る笑顔は 今日も新しい命あるものすべて 滅びゆく運命だと行方知れずの心 緩く手を握る生まれて生きるそれだけなのに 季節は肌に柔らかいこんなにも溢れる涙涙は何処から来るのでしょう宇宙の始まるその時に 何かがあったと感じてる重ね重ねた罪を 彼方へ先送り儚き夢の後先 今日も振り返る愛して愛すそれだけなのに 空はこの目に美しいそこはかと零れる涙涙は何処へと帰る
坂の途中の病院の患者さんは主に夏の亡霊たち彼らは慢性のアトピーを治すためにニンニクの首飾りをして月のカケラの靴を履いている早起きが苦手な彼らは診察の日は機嫌が悪い(この病院の診察時間は朝の九時までなのだ!)坂の途中の病院の院長先生は白衣の似合う初老の紳士彼はギャンブルとアンチョビには目がなくて聴診器の中にラジオを仕込んでいる薬の調合をダーツで決めて天気が悪いと嘘の診察をするだけどこの辺りには他に病
足音もなく行き過ぎた季節をひとり見送ってはらはら涙あふれる 私十八無口だけれどあたたかい心を持ったあのひとの別れの言葉抱きしめ やがて十九に心ゆれる秋になって 涙もろい私青春はこわれもの 愛しても傷つき青春は忘れもの 過ぎてから気がつくふとしたことではじめてのくちづけをしたあのひとはごめんといったそれきり 声もかけない卒業式の前の日に心を告げに来たひとは私の悩む顔見て 肩をすぼめた誰も彼も通り過ぎ
生きてることが辛いならいっそ小さく死ねばいい恋人と親は悲しむが三日と経てば元通り気が付きゃみんな年取って同じとこに行くのだから生きてることが辛いならわめき散らして泣けばいいその内夜は明けちゃって疲れて眠りに就くだろう夜に泣くのは赤ん坊だけって決まりはないんだし生きてることが辛いなら悲しみをとくと見るがいい悲しみはいつか一片のお花みたいに咲くというそっと伸ばした両の手で摘み取るんじゃなく守るといい何