森光子

君恋し – 森光子

宵闇 せまれば
悩みは はてなし
みだるる 心に
うつるは 誰(た)が影

君恋し
唇 あせねど
涙は あふれて
今宵も 更(ふ)け行く

唄声 すぎゆき
足音 ひびけど
いずこに たずねん
こころの 面影(おもかげ)
君恋し
想いは みだれて
苦しき 幾夜(いくよ)を
誰(た)がため 忍ばん

君恋し
唇 あせねど
涙は あふれて
今宵も 更け行く
今宵も 更け行く……

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赤い夕陽が傾いて思い出すのは故郷(ふるさと)の小さな山と幼いあの頃今日まで歩いて来た道振り向きながら人生の遥か遠くをなつかしく思ういいこともよくないことも空の移

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