抱いてよここで 今すぐここでわかれてあげるよ 今日限りそんな台詞(セリフ)をぶつけた後は死にたくなるよね 女ならどこまで溺れていくんだろどこまで道化になるんだろ涙が仕事なら 女をやめたい店に出たのが やっぱりあんた気に入らないのよ そうでしょう好きで 尽くして 叱られて割が合わない 女っていつまで恋しているんだろいつから傷つけあうんだろ涙が仕事なら 女をやめたい愛し愛され 騙し騙されはかないこの世
雨にもたれて ひとり言幸せだったのよ…惚れた男に惚れられて この世の春でしたたたく雨 別れ雨 濡れ模様二年足らずの 思い出が今でも宝物嘘と知りつつ 聞く嘘がいくつもありました…惚れた男の嘘だから それでも愛しくて窓ガラス 這うような 傷模様二つ並べた グラスには面影注ぎます真夜中に くゆらせた タバコの輪小雨(あめ)のやまない こんな夜は思い出日和です
花よ綺麗と おだてられ咲いてみせれば すぐ散らされる馬鹿なバカな 馬鹿な女の怨み節運命哀しと あきらめて泣きをみせれば また泣かされる女おんな 女なみだの怨み節憎い口惜しい 許せない消すに消えない 忘れられない尽きぬつきぬ 尽きぬ女の怨み節夢よ未練と 嗤(わら)われて覚めてみせます まだ覚めきれぬ女おんな 女ごころの怨み節真赤なバラにゃ トゲがある刺したかないが 刺さずにゃおかぬ燃えるもえる 燃え
あなたを想って 飲む酒を君恋酒と 申します砂漠に雨の 降るように心にしみる 春の酒親父とふたりで 飲む酒を孝行酒と 申します長生きしなきゃ だめだよと団扇であおぐ 夏の酒気の合うあいつと 飲む酒を兄弟酒と 申します時には冷やで グイグイと徳利を倒す 秋の酒小芋の煮っころがし 笹がれい肴は四季の ありあわせ酒あればこそ 苦しみも楽しき明日の 語り草
死んでいた朝に とむらいの雪が降るはぐれ犬の遠吠え 下駄の音きしむいんがなおもさ みつめて歩く闇を抱きしめる 蛇の目の傘一ついのちの道を行く女 涙はとうに捨てましたふりむいた川に 遠ざかる旅の灯が凍てた鶴は動かず 哭いた雨と風冷えた水面に ほつれ髪映し涙さえ見せない 蛇の目の傘一つ怨みの道を行く女 心はとうに捨てました義理も情も 涙も夢も昨日も明日も 縁のない言葉怨みの川に身をゆだね女はとうに捨て
三日逢えなきゃ死んだ方がましと言いたい気持ちを笑顔で押し隠すの帰り仕度するあなたの背中が嫌にそそくさしてるからどっちに転んでも あやまちじゃすまないわ愛し過ぎて 夢見過ぎて 元には戻れない罪深いと分かっててもそう 朝な夕な あなたが欲しいなくて七癖 そのうちの一ツは私 冗談が通じない女なのあなたの言葉をマジに受け留めて髪も染めずに待ってるのきっかけはどうでも あやまちじゃすまないわここまできて他の
男の旅は 一人旅女の道は 帰り道しょせん通わぬ 道だけど惚れたはれたが 交差点ア~ア~ 一番星 空から俺の心を 見てるだろうもののはずみで 生まれつきもののはずみで 生きて来たそんなセリフの 裏にある心のカラクリ 落し穴ア~ア~ 一番星 出る頃は俺の心に 波が立つガキの頃なら 願かけるそんな習慣(ならい)も あったけど今じゃ行く末 見るような星の流れの はかなさよア~ア~ 一番星 消えるたび俺の心
都会の人の無関心時には私 救われるのさ手にしたメモで尋ねれば何も云わずに指さすよ青く変わった信号に足を早める街ん中云われた通り この通り通りへだてて アー袋小路三番町都会の女 無表情私もそうさ 仮面の下で自分の心 裏切って一つの恋を 葬った赤より変わる色はない涙の炎の胸ん中 私の恋の恋の恋の捨て場の アー袋小路三番町道づれにした 不幸福おまえと一緒に 酔いつぶれようか酒に浮かべる花はなくこれより先
淋しいはずなのにさ あたし眠くなるなんてほんとに失恋したのかい信じられないよ愛してくれたのにさ あいつ逃げてゆくなんて女をつくっていたのかい信じられないよどうせ 似合いはしないけど真赤な口紅買って来て鏡の前に座ってみたよあいつの好きそな 厚化粧泣きたいはずなのにさ あたし笑いだすなんて一人で踊っていたのかい信じられないよ頼り甲斐もないのにさ あいつ遊び出すなんて誰かが尽くしてくれるのかい信じられな
朝顔の花殻を摘む午後は 昨夜のあなたを想うのです腕枕 外ずさずにいてくれて耳元で好きだよと 囁やいてくれました儚そうに見えても夏の花 朝顔はしたたかなんですひとつ凋んで また咲いて 蔓を絡ませ 伸びるんです水を切らさずにいて下さいそしたら あなたのためにいつまでだって いつまでだって 咲き続けます夕顔の咲く音に振り向けば 季節の行方が見えるんです唇でまたあなた 時を止め胸元に顔埋め 秋風閉め出しま
ため息ながして 何かを捨てようたそがれの町 一人で生きてゆく知っている事が つらい事だと涙の中を泳いであゝブルース片意地はって 生きてゆく小さな肩が 重いから今夜はだれか 一緒にいて長いパイプを くゆらせてあゝブルースみんなみんな 夢だから生きて泣いて つらいから今夜はだれか 一緒にいて長いパイプを くゆらせてあゝブルースみんなみんな 夢だから生きて泣いて つらいから今夜はだれか 一緒にいて黒い子
月日で変わることのない夢の数々を憧れと呼ぶのならあなたは永遠の少女心を掠める面影鮮やか激しく生きてもたかだかの人生としてもひたむきにひたすらに男達よ尽くしてしたたる汗を流せよしなやかにしたたかに女たちよ恋して例え偽りの例え優しさに例え欺かれたとしても最後に微笑み浮べればいい時には古いレコードの雨垂れの音を懐かしく聞くようにひそかに過ぎ去った日々を思い出す夜が誰にもあるのさ小舟の行方はそれぞれの運命
男いのちの 純情は燃えてかがやく 金の星夜の都の 大空に曇る涙を 誰が知ろ影はやくざに やつれても訊いてくれるな この胸を所詮 男のゆく道はなんで女が 知るものか暗い夜空が 明けたなら若いみどりの 朝風に金もいらなきゃ 名もいらぬ愛の古巣へ 帰ろうよ