風車ただからからと 夕凪を待ち焦がれ手を伸べた きみの名残は静かに壊れたいつの間にはぐれたのあてどもないのにほろりほろり落ちる山茶花 伝えられぬ恋を隠して満ちて欠けるお空の穴は 触れる事を叶えずに砂時計 たださらさらと とめどなく時削り泣き濡れて眠ったままに熱を持つまぶた凛と咲く花の様に私を拒んでほろりほろり落ちる山茶花 何を悼み涙こぼすの寄せて返す胸に細波 いつになれば止むのでしょうすれ違ったあ
もういいかい もういいよ ここのつ数え遠ざかる想い足音に振り向けど おいてけぼりビーズの指輪今日もふたり明日もふたりこころ見失い今日もひとり明日もひとり生きてゆくことでしょういとしいひとよ 忘れないで 紅い唇のぬくもりを呼び声だけ木魂返し もつれた記憶 蝕んでゆく また月の影 夢の緑 探しあぐねて 金曜 夜明け息をあらげ 声をあらげ 抱いた素肌は息をひそめ 声をひそめ 通り過ぎゆくだけいとしいひと
ああ 太陽が昇る夜の私を知らない太陽がああ 今日の日も昇る総ての影を 潰そうとすればするほどに残された闇は 一層の濃さ 増すばかり照らしたい 総てを濯(あら)いたい 何をも引きずり出して 曝け出し壊して 壊して 壊してもそれでも闇は私を迎えてくれるああ 太陽が沈む 昼の私を浮き出す太陽がああ 今日の日も沈む眩しい光の思い出に酔いたい時すら一枚一枚へベールを掛けられ 後は闇消し去りたい 総てを 汚(