真夏のイノセンス – 杉山清貴

夏の影が通り過ぎた
波打ち際から
叶わなかった夢たちが
騒ぐようさ

風にシャツがなびくたびに
あなたがいないと
生きられないとささやいた
声がするよ

二度とは逢えない人になった
夏の妖精

偽りだらけの街で
生きる術(すべ)も覚えて
あんなに怖がっていた
普通の男になってく心にも
消えないイノセンス

夏はずっと終わらないと
泣いた横顔に
愛したわけも 愛された意味も眠る

誰かに呼び止められたように
足を止めて

真夏の少年たちが
見上げている青空
あの日の青いかけらが
心に刺さっているのさ いまでも
真夏のイノセンス

あこがれがいちばん
美しい気持ちと
もういちどささやいてくれよ

真夏の少年たちが
見上げている青空
あの日の青いかけらが
心に刺さっているのさ いまでも
真夏のイノセンス