手紙 – 本田路津子

いつか二人が年老いてしまって
時計の針も見えなくなる頃
もう一度読んでみたい
あなたへあてた手紙
もう一度読んでみたい
あなたへあてた手紙

一つ残らず嫁いでゆく時
海越え届いた手紙をもってゆこう
愛の言葉あふれる
あなたがくれた手紙
愛の言葉あふれる
あなたがくれた手紙
窓辺にうつる夕日を
なつかしく思う時がくる
その時子供達が
愛に苦しむ時だったら
読ませてあげたい
私達の手紙
読ませてあげたい
私達の手紙

ただひたすらに生きてる今
時計の音が耳もとをすぎる
ペンを走らせるのは
あなたへ届く手紙
ペンを走らせるのは
あなたへ届く手紙