ボクらの距離 – 月岡紬 他

触れたくない傷
見せたくない過去
ずっと踏み込まずにいた互いの距離
傷つかない
でも何も変わらないこの距離を今
勇気を出して縮めてみよう

近づくことで傷つくこともある
でも近づいたからこそわかりあえる
これからはこの距離を忘れずに
心地いい俺達の距離にしよう

「……なんていうか、春組は家族、夏組は友達、秋組は仲間って
感じじゃない? ボクたちはなんだろう」
「うーん……冬組はそのどれも違う気がしますね」
「仲間や友達っていうのは、いまいちしっくりこないな」
「運命共同体というのはどうかね! 病めるときも健やかなるときも、
幸せも苦しみも笑顔も涙も共有し、運命を共にする運命共同体……
すばらしいではないか!」
「……重い」
「重いとは何かね!」
「まあ、いいけどな。なんでも」
「一人で抱えきれなくなったら、その時はお互いに苦しみを分け合って、
一緒に背負ってあげる……そんな感じですよね」
「そうだね。そんな関係でいたいな」
「それだよ! ワタシが名付けたのだからね!」

近づくことで傷つくこともある
でも近づいたからこそわかりあえる
これからはこの距離を忘れずに
心地いいボクらの距離にしよう