明日のねぐらは誰が知ろ追われ追われて幾千里この世の罪を背にのせて今日もさびしく去って行くすがる娘をふり払い罪人なのだがまんせと強い言葉を浴びせども心の内には涙雨どうかたっしゃで暮せよと祈って静かに去って行く娘の声を背に受けて見せてはならぬこの涙親の情をふりすてて恋いしい人もあとにおき世間の風の冷たさをくやしと思ったこともある俺は無宿の渡りものどこにねぐらがあるものか人の情をしたいつつ明日はいずこの
いつか僕の生命が 消えかかる時に僕は何を思って 死んで行くのだろう「ありがとう」なんて言えたなら いい感じで終われるけど「バカみたい」と顔をしかめて つぶやくような気がする一つのことばかり気になってしまい 突然すべてを壊したくなる躁と鬱の間を行ったり来たり 後悔と嫌悪の連続 人に逢うのが怖くて 閉じこもったまま思うように歌が 出来ないんだ心が元気になれたなら どこまでも歩いてゆけるさステキなあの子に
声を出さなくとも 歌は歌える音のないところに 音は降りてくるぽっかり浮かんだ丸い月 あなたの笑顔存在そのものが 音楽を奏でる 歌を歌うのが 歌だとは限らない感動する心が 音楽なんだ勇気をもらう一言 汚れを落とす涙日常で歌うことが 何よりもステキ 言葉は自分の心を映し出すもの何を語っても叫んでも鏡に映るだけ本当に素晴らしいものは解説を拒絶する音楽がめざしているのは音楽ではない 僕は何をするために 生まれて
昔 父さんが母さんとデイトした時氷屋の前で父さんが言ったセリフ私は外で待っていますからあなただけ食べて来なさい そんなおかしな父さんが僕は困るけど好きだよ同じ血が流れている ねえ父さん、お元気ですかあれから僕は歌を歌ってます自分の中の手に負えぬ部分や行き場のない悲しみや思いを 何一つわかってないけど美しいものをつかみたくて父さんにも聴いてもらいたくて ねえ父さん、箱根奥湯本にいい温泉があるんだねえ父さん、
三行連続 一行転換三目優勢 五の3に金一行省略 字あまりよっつ五・六の三十 五・二の十悲劇と喜劇に 二・七の十四あなたと私が 私と私男と女に犬に猫三・八 二十四 三・五の十五悲しいことがありました悲しいことがありそうだ悲しいことでいっぱいだ四行連詩に青いバラ私の心と 六・二の十二涙と涙と また笑い白の向うに黒ひとつ黒の後に白みっつ○○は 星と絵本に すみつけて笑いはここにも あるだろう苦しく楽しく
つれない貴方 もうお別れ弟を抱いた 柳のとこへしだれ柳のもとへ橋のたもとは露に濡れ水はよどんで流れない沈んでいった貴方
私があなたをみそめた時に空は青く澄み渡り風はフエの音の様にひびくこのままあなたと どこまでも行きたい風にのって丘を走り山を越えて花の園へラララ……私があなたに寄せる思いはなにもかもすべて思い出はこれでおしまいだからもっと いっしょにいたいあの鳥のようにツバサをひろげ高く高く空を昇ろうカモメが飛んでる海を抜けてそこには空も海もないふたりがとけ込む 白い光の中へ消え去る体をみつめながら
死ねなくて 走っているのか死ぬために 走っていたのか天国(そら)から堕ちて 平らな斜面(さか)を転がる ダイスの様に 逃げたくて すがっているのか逃げ切れず すがってみたのか乳房の丘の サナトリウムで心は 震えるばかり 昔天使に もらった手紙を月の灯りで 読み返してみる迷うことが 生きることだと恥ずかしそうに 書いてある あの日天使は 悪魔に抱かれて白いお尻を くねらせたらしい迷うことが 生きることだと
窓の外は太陽をもとめあらゆる茎がまがろうとする雨は花はそして旅は僕をひとりつれてゆく 僕はもううしろを見ない僕の背中はつくりものでない僕のすべてが君にのまれようと古い着物をぬいでゆく 君が見える君が見えるゆれうごく水の城の中に君の君の胸に光る聖なるかな僕の願い
知らないでしょう あなたの帰らない私の悲しい昔のことなぞ足でたばこをふかしながらけむりまででたのですから死んでいるのにいつまで私をみつめているのですか もうそんなに見つめることはない私は空を飛んでいるのですからあなたのもとにはもどりませんよ私はきままなものですから
海鳴も終った 鳥も飛ばない浜辺で貴女の体は ムラサキのケムリうかれる程の 貴女の笑い過ぎ去った全てのことが過ぎ去った全てのことが思い出として残ります貴女と―私は素晴らしい空の上 瞳をとじれば 日が昇り風も吹きはせずエリを立てることもありませんでした過ぎ去った全てのことが 静まりかえった この土地に足アトを残した私は飛びたくとも 飛べなくなってしまった過ぎ去った全てのことが 暗くなった 貴女のいないこの浜
僕が死んだら 葬式はせず骨も灰にして 捨てて欲しい僕の魂は 死と共に燃えつき生まれる前の 0になるんだ もし、僕のことを 偲んでくれる人がいたらその人の心の中に 空の彼方から心配ないよと 微笑むだけ 生きて行くのが ぶきっちょなのは生きようとしていた 証拠なんだ僕の骨は 白くて硬い一番熱い火で 焼いて欲しい もし、僕のことを 思ってくれる人がいたらその人の心の中に 空の彼方からわかっているよと 微笑むか
何処でもない何処からか やって来たのなら何処でもない何処かへ 帰って行けばいいサ 身体に流れる血には どの国の色もないとりたてて何処かアジアの色なども流れてない 覚えた事は自分を知ろうとすること事のはじまりは例えばそれは俺ならTHE BEATLES… oh yeh 新し物好き 流行り物に手を出す新し物アレルギー 流行り物に手をやく 十年二十年ごときの 世代論などぶつより百万光年の星くずにでもなって遥
蟲だまだ蟲だ 人間のバラード今度生まれるなら 人に生まれたい人に生まれたら いい子になるんだパパとママの腕に あったかく抱かれ 人に生まれりゃ 友達できる気さくな友と おしゃべりできる人に生まれりゃ 恋もできるのやさしい人が 抱きしめる けれどまだ蟲だ 人間のバラード 鳥に生まれりゃ 足がとがるし花に生まれりゃ 雨にこがれるネジに生まれりゃ 油まみれさヒルにうまれりゃ 血をすする 人に生まれりゃ 友達でき
夜露は尾花と寝たという母親は死んだ父親は髪をなであげ私は胸をひろげた 尾花は夜露と寝ぬという父親は死んだ部屋には霧が立ちこめ私のコートは女に
ねえー 待ってくれるかい?ねえー ボクの友だちよ!待ってくれるかい? ボクがシャンソンを唄うまでボクにシャンソンが唄えるようになるまで あったかいセーターがほしいあったかいマフラーがほしいあったかいスープとコーヒーがほしいあったかい会話がほしいんだよ ボクは待つよ!君があったかいセーターを着マフラーをしスープを飲み コーヒーをすすり その口唇が動きだす君がシャンソンを唄いだすまで ねえー待っておくれ!ねえー
ボクは君の亭主になりたいのさ! 部屋の中程に座わり込みアレヤ、コレヤとさしずをし新聞を読み、大口をたたき疲れた君にヘタな詩を読ませそして、明け方近くまで起きている 朝になると味噌汁をこさえ君をおくりだすボクはじっと後姿を追いつづけるそして、ボク自身につきあたりもろく、くずれる 部屋の中程に座わり込み君の帰りをまっている
隣の家の猫のミータンはイリオモテヤマネコのような凛々しい顔時々遊びに来ているうちに僕はすっかり気に入ってしまった だってミータンいい子なんだもんお行儀がよくて文句も云わないお口からピンクの舌を出して気がつけば一日中寝てばかり 愛という言葉も知らないのにやさしい気持ちになれるのがいいね信じあうことなんて必要ないねそばにいるだけで幸せさ ミータン ミータンはどうしてミータンなのどうすればミータンになれるの丸
もうすこしなんとかなると思いつつてんをあおいで願えどもなんのインガか彼女はおらずいつも男といじけたはなしおんなのバカさを口にはだせど とてもじゃないが満たされぬこんな男に誰がしたとたがいに罪をなすりあいちからがないかとなげきつつのばしたカミにクシを入れうつろな瞳をこらしつつたれか私を愛してと叫びつづくなり(ああこの世のはかなさよ)
僕は純情 君はO嬢 悲しい性欲一度だけの約束で あなたに逢えたらただそれだけのために ただそれだけのために何のまじりっけもなく 何のまじりっけもなく 僕は純情 君はO嬢 悲しい性欲優しさと いやらしさを ひとつに重ねて心さすりあって 心さすりあってぴったりすきまなく ぴったり寄り添えたら 幼い時からしてきたこと いつもひとりでしてきたこと楽しくもあり 切なくもあり 醜くもあり 美しくもありさみしい時 
いつもいつも 思ってたサルビアの花を あなたの部屋の中に投げ入れたくてそして君のベットにサルビアの紅い花 しきつめて僕は君を死ぬまで 抱きしめていようと なのになのに どうして他の人のところへ僕の愛の方が すてきなのに泣きながら 君のあとを追いかけて花ふぶき 舞う道を教会の鐘の音はなんてうそっぱちなのさ とびらを開けて 出てきた君は偽りの花嫁ほほをこわばらせ 僕をチラッと見た泣きながら 君のあとを追いかけて花ふぶき 舞う道を
弱い心が 指先に伝わって痛々しいほど ふるえているみんなの前で 裸になって縮こまっている みじめな僕 なぜに僕は 歌を歌うのだろう誰に何を 伝えたいのだろうもっと強く 生まれたかったしかたがないね これが僕だもの この世で一番 キレイなものはあなたにとって 必要なもの僕らを包む 壮大な宇宙ひとしずくの泪 求めあう命 キレイなものは どこかに
あゝ この広き国 日の本に名高かきものは 富士の山加えて 名高かき えぬ・えち・けい多くの者に絵を送り月々 戸口に あらわれてとりたて歩くは 絵の代金 誰が言ったか 押し売りとされど払わにゃなるまひと渋々 さしだす その代金 おはなはんなら ありがたしりょうま来たれば ありがたしたびじあるのも ありがたし 色つき絵には高く取り白黒絵には安く取るされど もぐりの客めらは金を払わず絵をながめお上はばいとを使
ひまわりの花 君は手に持って涙を浮かべて 僕にくれた僕も君のこと 好きになっていたもう一度会いたいと 思っていたよ 君の住む街まで 車を走らせ誰もいない 真夜中の駅で夜が明けるまで 僕らは抱き合いやわらかな口づけを そっと交わした ドキドキ 胸が鳴ってこの気持ち 夢のようだね ドキドキ 胸が鳴ってこの気持ち 忘れないよ