出雲の岬に 立たずめばよ波間に見えるは 佐渡の島盆のまつりも もうすぐ終わりよ好きなあの人 またもどりゃせぬどうせこの身はエンヤサ エンヤサノエ 遠く佐渡を ながめればよなぜか涙が 流れてならぬよ私しゃ今年も まちぼうけよ私の夜長は 淋しいものよどうせこの身はエンヤサ エンヤサノエどうせこの身はエンヤサ エンヤサノエ
夢の中で僕は 青い風船に乗って空を見つめて 僕を待ってる人を探しつづけて今日もいつかはきっと 会えることを夢みて青い風船が赤く染まって夢は終わる やっと見つけた時は うれし涙で僕は君の姿が白くかすんでいた君はほほえむ僕に遠くの丘でやさしく手を振ってた夢みる人に会えた僕はとても 幸せ
あなたは何処にいるんですか風の便りもとだえた今はあなたのうわさ話しもこの街ではもう聞けません二人はいつも自由に暮らして二人はいつも楽しくすごしたのにこの淋しさをのり越えたら幸せになれるかしらぐるぐる回るよ想い出が心の中をかけめぐりなつかしさにおもわず笑顔をとりもどします 二人で乗った自転車もあなたの帰りを待ってます流れる月日に身をまかせてあなたを待ってますあなたは何処にいるんですかあなたは何処にいる
この夜のすべてが寝しずまったような静かな冬の夜この雪の世界にはあのあたたかい季節に二人で作った想い出のかけらもないあの日の夢をうずめるように振り続く雪に夜は流れいつかこの深い冬がすべてを忘れさせてくれるかも知れない 静まりかえる小さな氷の街の空はどこまでも高くおおいかぶさる想い出に眠れない夜は風と雪の話を聞きながら こたつの中降り続く雪があとからあとから想い出の上に降り続く深まり行く冬の夜私の心に春
時が止まった様に動かない昼下がり踏切のそばでぼんやりあなたを待つオレンジ色の電車がつむじ風を残して通り過ぎたその後何処からか両手を広げあなたは線路の上をふらりふらり手を振って笑いながら私のそばへとやって来る 私も両手を広げて路線の上先に落ちた方が敗け遠くまで行きましょうあなたに会ったら言おうとしていたなげやりな言葉も忘れふられ何処までも 又電車が青い空を切り裂いて消えた後二人でもう一度両手を広げ子供の
木橋の上から投げ捨てたあなたの手紙風にくるくる回りながら流れの中へ書きつづる手紙ただくり返すたびに貴方が遠く思えて今は書く言葉もない 川の流れに花を浮かべ愛の行方占えば何処かで草笛の音がして寂しさにじむ心の中から夢が遠ざかる 橋にもたれて想い沈む私の後姿に道行くだれか気まぐれに声をかけないで二人何も悪くなかったはずなのに遠く離れて暮らすむなしさでしょうか 古いきずなだけではつかむことのできぬ心終りのない
知らぬ間に愛が生まれ知らぬ間に人を傷つけて時が経てばすべて知らん顔遠い町に愛した人を置いたままで暮らして来た長い間それでもよかったのに ただ忙しく動くだけの日々に気がつけば廻りには誰れも誰れも誰れも誰れも誰れもいないいつしか私は一人 気まぐれの優しさで声をかけてくれるあなたそんな優しさで夢を壊さないで変る季節にも気がつかず重くのしかかる街の影を踏みながら 今日も人波の中へ ただ忙しく動くだけの日々に気が
あなたが言ったほんの少しの つれない言葉としぐさが私をこの世で一人ぼっちだと思わせる愛の近道見失ない 心が今にもこわれそうそんな時月明りをたどって 私屋根にのぼるの 空一杯の星屑に囲まれ 悲しくないと呟(つぶや)けば穏やかになる心もう一度 あなたを許そうと想う私の心の屋根この安らぎを あなたと感じたい あなた気づかぬ都会の夢 破れたポケットに詰めたのを私寂しさになれあなた優しさに 寄りかかるばかり あな
雲影すばやく 窓辺を通り過ぎてあなたの日差し 寂しく風に揺れてる私は行方知れぬ 愛のもどかしさに話しかける言葉 見つからずにいます あなたには私の知らない想い出が多すぎる窓の外の景色あなたには何が見えるの 古い街のすき間を 秋風が駆けるさようならが近いと 思うのは思い過しあなたがいつもあまり 悲しそうにするので夢の中で私いつも 泣いています あなたには私の知らない想い出が多すぎる遠い遠い昔私が恋した少年
旅の童話は今初まったばかりなのに夢にまで見た景色が目の前をぐるぐる掴むことの出来ぬ愛にさそわれて来ただけなのに今きらめくこの青さおさえ様もないほど心が踊るあの草原を渡る風山の頂にうずまく雲やさしかった頃のあなたの姿に似ているああこの青空の海をあなたと漂えたらいいのに あなたと 眠りついてる朝もやの街をぬけだして何処までも続く道に心の地図を広げる時折耳をかすめる風なぜかあなたの呼ぶ声に聞えるこの野の咲
これ程早く夏が壊れ去ると思わずに今日まで浮かれていた街は燃え上る秋のそのすばやさに戸迷いながらもすべては秋の色へあれ程待ち焦がれて夏を駆けたあなたもなぜか秋の中では恥ずかしそう俯(うつむ)いてばかり余り慌ててこの秋の中へ夏の恋を忘れたりせぬ様にそんな私もあれ程時を忘れ愛したあなたの顔さえもう見れずにいる 街に溶ける黄昏の秋は深く夏の名残はかすかな肌のぬくもりこの季節の流れを止めるほど夏の恋人達の愛は
ねえあなたの話は寂しくて雲の切れ間から雨さえポツンひとつここらで話題を変えて昔のことでも話しませんか不意に巻き起る遠い日の影忘れられないあの暑い日にあなたの腕枕で見た空の蒼さ あなたの心がもう見えない ひとつここらで指切はいかがあの頃のふたりに戻れるように さっきから話は尻切れたまま流れる人波あなたはうわの空水しぶき上げて車が通る飛びよけた私からあなたがこぼれた あなたの腕枕でもう一度だけ 夢を見させて愛の
踏みしめる冬の足音 いつもはずれてばかりあなたに会える予感舞い散る雪をのがれ 寄り添う恋人達はあなたとよく出かけた 遥かな木の下へ まるで写し絵書いた様 あの日と同じ雪景色ぐるり季節は一廻り 逢えない今でも 色あせないで あの樹の下に立たずんだ あなたが見える 街角ですれ違った 熱い視線揺らせくちおしい程の早さであの時の心のままに 振り返りさえすればわかっていた あなたの立ち止る気配 過ぎゆく日々 絵空事
遠いいにしえの 恋の想い出に眠れずに昔の写真を こっそり出して見るはるか町を 見下ろして木陰に座り 風に吹かれたあの時の あなたの横顔の甘さ いにしえの 恋の想い出は遠すぎて今はもう何も あの日から帰らない 夕やみの中で みつけたコスモスの花を私の髪にさしてくれた あなたのやさしさ時を越えて よみがえる恋の 悩ましさに眠れずに昔の手紙を 読むのは私だけでしょうか いにしえの 恋の想い出は遠すぎて今はもう