恋の関宿 情けの境なんで越せない 大利根川よ妻と呼ばれず あなたと呼べず月も片割れ 待つものを逢えぬひと夜が 只つらい利根の恋唄 流れ唄 筑波おろしの 吹く風よりもひとの噂は それより早いそっと隠れて 思いを胸に川の水面の 髪化粧暮れて花咲く 花もある利根の恋唄 しのび唄 恋の関宿 情けの境中を取りもつ 大利根川よ「あなた」「おまえ」と 手に手をとって辿りつく日は きっと来る心一つに 夢も咲く利根の恋
こんなもんだぜ 人生芝居生きてるだけでも 儲けもの筋を通して 不器用なりに雨の裏町 ちどり足 不幸、不の種 自分で撒(ま)いてバカってもんだぜ 悔やむのは花の一生 無駄にもさせて憎かないのか この俺が 柔(やわ)じゃ生きれぬ 柔では死ねぬままにはならない 何一つせめて最後は 畳の上で俺の裏町 夜が逝く