オッペケペー — 惣一座

欧米漫遊の川上一座が、専売の「オッペケペー」をお聞きに達しまする。

ままにならぬは 浮世のならい 飯(まま)になるのは米ばかり
ア オッペケペー オッペケペッポー ペッポッポー

不景気極まる今日に 細民(さいみん)困窮かえりみず
目(ま)深にかぶった高帽子 金の指輪に金時計
権門(けんもん)貴顕(きけん)に膝を曲げ 芸者幇間(たいこ)に金を撒き
内には倉に米を積み ただし冥土のお土産か
地獄で閻魔(えんま)に面会し 賄賂(わいろ)使うて極楽へ
行けるかえ 行けないよ
オッペケペー オッペケペッポー ペッポッポーイ

親が窮すりや緞子(どんす)の布団 敷いて娘は玉の輿
オッペケペー オッペケペッポー ペッポッポー
娘の肩掛け立派だが 父つァん毛布(ケット)を首に巻き
どちらもお客を乗せたがる 帰り俥(ぐるま)は駆け引きだ
本当に転覆(かえ)しちゃ危ないよ オヤいけないね
オッペケペー オッペケペッポー ペッポッポーイ