泣いて別れた 恋だからあきらめきれない あの人を夢がこわれた 横浜の町をひとりで さまよいながら歩き疲れて たたずむ橋はおもいきれない きるにきれないみれん橋 いつかこうなる 運命だとわかっていながら また泣ける雨になりそうな 横浜の夜をたずねて 女がひとり夢を追いかけ たたずむ橋はおもいきれない きるにきれないみれん橋 忘れられない 思い出が胸に切なく
(セリフ)「わいは役者の志賀 勝や知ってる人はよう知ってるけど知らん人はまったく知らんしやからもっと有名になりたい金もぎょうさんほしい出来たら女にもとことん惚れてみたい」 一度選んだ この道は何があろうが 人様にとやかく云われる 筋はないこうと決めたらどこまでもやってやりぬく ど根性 (セリフ)「若いうちに恥と尻はなんぼでもかきなはれけどな義理だけはかいたらあかん人間汗水流して働いてこそ道はひらけんのとちがうか
(セリフ)「私 生まれも育ちも京都ですながれも清き鴨川で うぶ湯をつかいしか・・・・男前ともてはやされて ついその気になって鏡をみればハッと驚くこわい顔 姓は志賀 名は勝人呼んで スダコの勝ちゃんと発します」 いつもおやじが 云っていた若いうちなら 買ってでも苦労するのが 男だと他人の苦しみ 悲しみを解ってやれる 人になれ (セリフ)「人の気持ちがわからんような そんな奴は耳の穴からコヨリ突っ込んで 足の親指コッキン
義理と人情の 四文字がなけりゃこの世は 闇ばかり世間狭めて 生きるより誠一字を 抱いて死ぬ 馬鹿を承知で この俺の何処にひかれて ついて来る苦労笑顔で 耐えながら尽くすお前が いじらしい 長い短い 差はあるがどうせはかない 命だぜ俺とお前の この絆ぐっと結んで ふたり旅
俺のいい時ゃ 来た奴も落目になったら 知らん顔義理も人情も 薄れた時世何処に男の 夢がある (セリフ)「あのなぁ 人間ちゅうのは 義理をかいたらあかんええか兄ちゃん 人は心や 我口先ばっかりで ええ格好さらしよったら俺もしまいにおこるで」 受けた恩義は 忘れないそいつが大事な 人の道筋を通して 仁義の二字を後生大事に 抱いてゆく (セリフ)「他人は他人やんけ
男がいち度 こうだと決めりゃ白が黒でも 生命を賭ける背中に重たい 世間の拳あんた居るから 耐えられますと微笑む仕草の…いじらしさ (セリフ)「昔のおなごはんは ほんまに可愛いおました~いち度惚れたらトコトン 尽くしてくれほんまに 惚れ甲斐おましたわ…それに比べ今の女の気持ちはさっぱり蛙のチンチンや! え…?アいや~なんやったら いっかい見てみたら…?わからんと思うよ~う!」 叶わぬ夢と 諦めないで苦労越えましょ 離れずふた
あれは十八縁日でお前が買った螢篭わが身こがして夏を乞う哀れにそっと解き放ち一つはなせば するすると二つはなせば お前の頬をかすめて光る恋だった あゝ恋だった おれが二十才かあの頃はかすかに光る螢篭浴衣のお前抱き寄せて別れをそっと打ちあけた一つはなせば するすると二つはなせば お前の頬を涙が伝う恋だった あゝ恋だった お前どうしているだろか遠くに見える螢篭時のたつまま流されて故郷すらも帰れない一つはなせ
苦しみや 悲しみを逃れるように すがる酒心あるなら この俺の胸の痛みを 消してくれ 恋ゆえに 愛ゆえにすべてを捨てて 来た二人死ぬも生きるも 一緒だとそっと酌み交う 酒もある 涙ゆえ ほろにがい隠れて流す 忍び酒男心の 盃に注いだ浮世の 酒の味
(セリフ)久し振りでんな 志賀 勝や!男はなあ 女がいるからこそ えゝ格こし女は男がいるからこそ どうにもならん顔でも化粧ぬたくって きれいに見せようとするこれが男と女の ほんまの気持ちと 違いまっか! 枝には 花が咲くように男にゃ 女の花が咲く惚れた はれたで 泣き笑いこれがすべてさ 人の世なんて (セリフ)めちゃんこきれいやないけど