気まぐれ函館 あなたは嫌い優しい素振りも 夢芝居漁火ばかりが 蛍の様に揺れて隠れて 私を泣かす 気まぐれ函館 あれから春もいつしか巡って ひとまわり古びた映画を 見ている様に今もあなたが まぶたをよぎる 気まぐれ函館 別れりゃ他人おもいでばかりが つきささる小雨が冷たい 桟橋あたりすがりつきたい カモメの胸に
水割りの角氷 かきまわす度ほろ苦いおもいでが めくれていく呑む程に酔えもせず 背中を丸めあの頃をひとり 追いかけていく新宿海峡 カモメもいない酒場町新宿海峡 風が啼く ひからびた歳月が ボトルに映る人生の哲学を 書き印して若き日をふりむけば 子供に還るがむしゃらに熱い サムライだった新宿海峡 夕陽が赤く染めていく新宿海峡 夢が舞う 汗ばんだくちびるが 恋しい夜はバーボンを胸に