胸がちぎれるほど ひきよせられて息が止まるほど唇合わせ闇の中へ中へひきずりこまれやがておしよせる波にのまれて約束を求めたらこわれてしまう恋だとわかっているのよ 今はじっとしてて 今はじっとしてて胸と胸のすきまが渇くのはいや今はじっとしてて 今はじっとしててせめて10秒 私に夢をみせて ドアの閉まる音で 夢からさめる窓ごしに見てるあなたの背中みだれた髪の毛をかきあげた時けだるさがいつか哀しみに変るそれなりに愛され
北上おろしを 背に受けて船は港を あとにする朱塗りの秋も 色あせて後は粉雪 待つばかり古い恋だと 人は言うけど あなたが私の道しるべ寒さしのぎで いいから抱いて三陸海岸 冬まじか 書いては破ってまた書いて出さずじまいの 紙の束あれから冬も ふたまわり胸に海鳴り からみつくせめて器用に生きてゆけたら愚痴さえこぼさず済むけれど今も心は あなたに走る 三陸海岸