嘘なき一日 — 平義隆

明日(あす)に消える大地を 忘れる酒があるなら
どうか 飲ませてください
消えぬ心の灯(ひ) 潤(うるお)せるから

例えばあの日の言葉
背中の誠の意味が嘘だとしても
忘れたくはない

いつか まだ 遥か 繰り返す声
白きものたちが 目指す背中も
遥か また いつか 諦めぬ声

嘘なき一日 風と消えてく

人の消える命が 蓮の花となるなら
その酒を 飲ませてください
水よりもきっと 大地に咲くから

春を生むために生きる 冬を殺す太陽になると
そう決めた 月は嘘ですか?

眠る まだ 眠る 隠した夢も
白き花のよに 届くその日を
消えぬ まだ 消えぬ 花の香りよ

嘘なき一日 明日(あす)をください

いつか まだ 遥か 繰り返す声
白きものたちが 愛した大地よ
遥か また いつか 諦めぬ声

嘘なき一日 風と消えてく

眠る まだ 眠る 隠した夢も
白き花のよに 届くその日を
消えぬ まだ 消えぬ 黒き想いも

嘘なき一日 消してください

北の大地に眠る 誠を背負った人よ
どうか 笑ってください
あなたの想いを 生きてゆくから