ごはんの唄 – 平義隆

いただきます ごちそうさま そんな愛の言葉

運動会の朝 お母さんが
作ってくれた俵のおにぎり
お昼休みが待ち遠しくて
リレーで1着を逃したっけな

どんな食事にだって意味があるよ
それを作った誰かがいるから
残したりなんかできないんだよ
僕らのこの命を育むもの

お米に 野菜 お肉に 魚
愛しい人の顔がほら浮んでくる

一口のごはんを食べる幸せは
決して当たり前なことなんかじゃなくて
一粒の涙を流すように噛み締めてゆく
喜び 悲しみがある
いただきます ごちそうさま それは愛の言葉

18歳ではじめてできた恋人
得意料理は激辛のカレー
恋するあまり 苦手を忘れ
食べ過ぎてお腹壊したっけな

何を食べるのかは大事だけど
誰と一緒に食べるかも大事
大切な人 思い描いて
作る料理はきっと何だっておいしい

泣いて 笑って 悩み 迷って
お腹が鳴っている音が聞こえてくる

一口のごはんを食べる幸せは
決して当たり前なことなんかじゃなくて
一粒の涙を流すように噛み締めてゆく
喜び 悲しみがある
いただきます ごちそうさま それは愛の言葉

上京する朝に 大好物の
俵のおにぎり 持たせてくれたね
新幹線で頬張りながら
お母さんを思ってはじめて泣いた

いただきます ごちそうさま いただきます