おぼろ酒 – 島津亜矢

心の闇を 照らしてくれる
月も今夜は おぼろ月
宿命(さだめ)という名の 泥水の
苦さを酒で 洗うのさ
あすが霞んで 見えないよ
涙 ぼろぼろ ぼろぼろ おぼろ酒

男はいつも 哀しい鴎
そして女は 蒼い海
どこまで行っても あのひとは
逃げられないさ 私から
ひとり自分を なぐさめて
涙 ぼろぼろ ぼろぼろ おぼろ酒

幸せなんて 儚いものに
どこか似ている おぼろ月
欠けても満ちても 月は月
忘れてやると 恨んでも
思い出すたび 逢いたくて
涙 ぼろぼろ ぼろぼろ おぼろ酒