交差点を渡る人の群れに逆らえず空を見上げ あの雲に生まれた意味 探したよ誰もが迷い込む迷路で 明日への矢印を君がくれたひとりきりじゃないと 心にふれたその手君が 今 私を見つけてくれた本当の笑顔で 間違えが答えの近道になるよと 真っ白な画用紙を君がくれた伝えたい気持ちを素直にきっと言える君が 今 私を見つけてくれた本当の言葉で 交差点を渡る人の群れに逆らって君とならば 何も怖くないよ さあ 歩き出そう
各駅停車の窓に 踏み切りの音が響く出逢っては別れゆく線路 そして また駅に着く曖昧な恋の終わりを 指のはさみで断ち切って 今 桜 降る ホームに立ち 記憶と綴じた赤い糸の落ちた先 にじむ視界の向こう揺れた木苺の花 別れては 離れゆく想い そして もう違う駅君だけを見続けていた 終わりの時もわからずに 今 桜 降る 改札 抜け 瞳を閉じた赤い糸を手繰り寄せ 結ぶ うららかな風揺れた木苺の花 恋してた ただ 
古い古い箱の中 貝やビーズ 想い出に色褪せた手紙の束が混ざってたふるさとを離れ 巣立った私へ不器用な愛情 今に気づいて 口もきかずに 拒んだ日々に涙流した 母の背中家を出た日は 真っ青な空たんぽぽの綿 無邪気に飛んだ−− 遠い遠いこの場所で いまだ青い夢を追いくすんだ街の空 星も見えないけどさりげない電話 元気をくれるよ不器用な生き方 苦笑いして 近すぎた距離 ぬくもりさえも気づけずにいた 幼すぎていつ
大嫌いだった教室は もう からっぽで黒板に連ねた みんなの名前にあの文字さがした初めて見せた君の涙と 卒業証書と好きのことば 言えずにつぶやく 小さなありがとう 大嫌いだった制服も そう 最期の日下駄箱で革靴 履きかえる日々も もう二度とこない初めて二人 撮った写真と 手を振る背中と好きのことば 言えずにつぶやく 小さなさようなら ひとりでいることの寂しさを覚えたよあの風に揺れる髪や声 君を知ってから
思い切り蹴飛ばした缶が空に煌き舞い上がり 太陽をはじいたふわりふわり長閑な雲は そう心を映すように 流されゆくまま迷い道を抜けた先 たどり着いた言の葉は一輪の儚い想いだけを焦がしてゆくよ 傷つけた君へ また 素直になれたら初恋あざみ 風に包み二人 あの頃へと帰ろう 指切りとキスを交わして 思い切り蹴飛ばした 意地っ張りのため息 舞い昇り 太陽をかくした君の傘を振り払い 雨の路へ飛び出した一輪の過ち 受
山間の白い道は 雪の轍 連れ添って朽ちたバス停の文字は 行き先すら伝えない瞳を閉じてそっと名を呼ぶ 雪原のつがいの足跡途切れては 消えた場所 あの人がのこした翡翠の髪飾り 抱きしめ 祈る 幸せを立ち昇る吐息は一片のぬくもり 真冬の空に色づけた 山間の雑木林 枝に残す雪化粧とけた水を少しずつ 細い川に還してるかつて二人で過ごした町に 風は蒼い息吹を連れて吹き抜ける 春 近し あの人がのこした言葉のお守りは
最後の荷物 まとめ終わって父さんが ぼんやりと畳の縁 さすった「遅くなるから そろそろ行こう」肩たたき 叔母さんさん笑う 台所の灰皿は母さんの匂いがする弟の友達が Ah-手を振った 見慣れた風景が 涙で 滲んでく幸せが 両手から こぼれ落ちる春 まだ 浅きまま 遠くに白い 校舎が見える春休み グランドが夕焼けに染まり始める部屋の棚に 隠したノート君だけは 忘れないでね 携帯に残っていた母さんの不在通知聞か