寒さ残した暦(こよみ)の裏で 春が出番を待っているがまん辛抱(しんぼう) 時節(じせつ)が来れば わたしの人生夢の花も咲くあせらず一歩一日一歩 あ…挫けずに上(のぼ)るこの坂あすなろ峠 苦労くの字に仰(の)け反(ぞ)る背中 人の情けが突(つ)っかい棒胸に感謝の気持ちを抱いて 二度ない人生強く生きて行く心に沁みる励ます言葉 あ…母の声陰で後押しあすなろ峠 岩に弾かれ七滝(ななたき)落ちて 川も海へと辿り
肩に背中に ふる雨悲し夜のすき間の 恋しぐれ一夜二夜(ひとよふたよ)と 慕(おも)いを重ね時間(とき)に抱かれた 宵化粧(よいげしょう)おくれ髪(げ)を かきあげる指もみれんの なみだぐせ 恋と云う名に 傘さしかけりゃこころ酔わせる 恋しぐれ勝手気ままな あんたに惚れた惚れたあんたは 酒の中もう一度 あの頃に慕(おも)いもどして くれますか 罪な夜風に 振りまわされた女ごころの 恋しぐれいっそこのまま
炎(ほむら)が燃え立つ 情念が心(しん)の臓(ぞう)まで 掻(か)きむしる他(ほか)の女(おんな)を 抱けぬよういっそ殺(あや)めて しまいたい抑(おさ)えきれない 胸の奥隠(かく)れた鬼(おに)が 顔を出す骨の髄(ずい)まで 愛したい狂(くる)おしいほど 嗚呼(あゝ) おんなです あんたの魂(たましい) 取り出して胸の中へと 宿(やど)したいもしも誰かを 抱いたならあたし生きては いかれないこの身
一葉(ひとひら)二葉(ふたひら) 風(かぜ)の中(なか)未練(みれん)のこして 散(ち)り急(いそ)ぐ悲(かな)しさも せつなさも誰(だれ)もわかっちゃ くれないし今日(きょう)もこころの まん中(なか)はひとりなみだの 紅葉坂(もみじざか) この人(ひと)だけはと 背(せ)のびして咲(さ)いてみたけど だめなのねこの命(いのち) このこころなんでわかって くれないの罪(つみ)な浮世(うきよ)の 悪