朝日が昇る その前に鍵は置いてね いつもの場所(ところ)この恋は 危険だと 知っていたのに逃(のが)れられない 私が悪い守れぬ約束を した貴方(あなた)信じたふりを した私罪はどちらも 同じでしょうか涙にくちづけ それでサヨナラあゝ 別れのボレロ 別れることは マニキュアを落とすことより 簡単(らく)だと泣いたこの愛は 行(ゆ)き止まり 知っていたのに戻りきれない 私が悪いお前が命だと 言う貴方(あ
今日も口から 出まかせの嘘を平気で ついている言葉の端(はし)の ほころびも気付かぬふりで 微笑(ほほえ)んでなぜか 憎めぬ あんたの嘘に 騙(だま)されて…酔って二人で はしご酒 あの日出会った 居酒屋で「横に座って いいですか?」断るスキも 与えずに仔犬のような なつっこさ知ったかぶりの あんたの嘘に 騙(だま)されて…酔って朝まで 添い寝する 夢の話の その続き頬(ほお)づえついて 聞いている広
海が荒れる 日本海この身投げ出し 気が付けば海からも 捨てられて孤独の波が 押し寄せるやってられないよ この寂しさに砂地に根を張る 浜防風(はまぼうふう)よお前の強さが 俺にも俺にも俺にも欲しい 外が雨で 泣けるのか俺の未練が 泣かすのか「捨てといて ほっといて」涙の顔が 離れないやってられないよ この哀しさに雨風(あめかぜ)耐えぬく 浜防風(はまぼうふう)よお前に背中を 叩いて叩いて叩いて欲しい や
思わせぶりに 僕をみつめて恋に落ちたと 君がささやく星の降る 夜の浜辺は 恋の恋のステージ裸足で踊る 君を追いかけて抱きしめる すり抜ける気が付けば 愛はかげろう誰もいない誰もいない ひとぼっちの夜 あなたの愛が 生きるすべてと濡れた瞳で 君がみつめる星が消え 暗い夜空に 赤い赤い三日月両手を広げ 君をうけとめて抱きしめる すり抜ける振り向けば 愛はかげろう君のいない君のいない 息もできない夜 裸足で
あの日の出逢い 二人にとって生きてゆくのが 楽しくて真紅の花びら 恋の花咲かせておくれ この胸に夜がふけても 忘れて踊る時を止まらせときめきのタンゴ 君さえいれば 何もいらないぬれた瞳が 好きなのさ愛はとつぜんなぜか やってきて恋は不思議な 魔法のように恋のお相手ときめきのタンゴ 髪の香りが 心をとかすくるおしい愛が 男をうばう朝焼けのかがやき 消えないで燃やしつづけた この胸に夢のようだよ
雨が降る夜 呑む酒は遠い故郷 偲ばせるおふくろ 元気でいてか日焼けた笑顔が 目に浮かぶ北の大地は 冬真中この雨が この雨が 雪になる 昨日届いた 小包みは潮の匂いが 満ちていたおふくろ 淋しいだろが今年も暮れには 帰れない北は流氷 押し寄せるこの雨が この雨が 雪になる 寒い季節は 辛いけど俺の仕事は 稼ぎ時おふくろ 元気でいろな年が明けたら 帰るから北の大地に初春(はる)が来るこの雨が この雨が 花
二の字きざんで 雪の道足袋に染まった 紅緒(べにお)の色が女ごころに 悲しく刺さる逢いに来たのに 逢えずに帰る白い町並 人もなくしんしんと しんしんと 雪すだれ 赤い蛇の目の 傘に降る雪の重さを 廻して払う嘘になじんだ 花街ぐらしそんな妓(あたし)を 本気にさせたあれはお酒の ざれ遊びしんしんと しんしんと 雪すだれ 髪のほつれ毛 あげながら紺のショールを ころがる涙ほんに留守なら 貴方の帰り雪に抱か
旅の夜空で 背伸びをすれば好きで別れた あの彼女(こ)が見えるもどかしい思い出が徳利(とっくり)を熱くさせるからねぇ おねえさん訊(き)いてもいいかいあんたのふるさとは どこあたり? ひとりで寝ても 二人で寝てもなぜか寂しい 何か足りない少年の日のようにいつでも夢をさがしてるねぇ おねえさん一緒に飲むかいお猪口(ちょこ)がしあわせを 連れてくる 月日(とき)は流れて 男女(ひと)を流して思い出だけを 
迷っているの 好きだから抱かれてしまうと つらくなるそうよ女の恋心悲しい気持とうらはらだから二人の夜が夢ならいいのどうぞ私が 眠っている間に… あなたに逢って 気がついた私は臆病な 女だとだって何度も傷つけば信じることさえこわくなるけど二人の愛が夢ならいいのどうぞ私が 眠っている間に… 約束すれば 嘘になる約束しないと駄目になるこんな私に逢いたいとあなたは本気で求めてくれるどこかへ帰る時間がきたらどう
愛を失くした 男の胸に故郷(くに)の島唄 聞こえてきます帰ろかな 帰ろかな星も見えない 街を捨て辛い想い出 流してくれる島は 島は 俺の故郷 愛し合ってた つもりでいたがなにも告げず あの娘(こ)は消えた帰ろかな 帰ろかな未練置き去りに 碧(あお)い海浜は賑わう 祭りも近い島は 島は 俺の故郷 一人おふくろ 残した故郷(くに)は北の岬に カモメが遊ぶ帰ろかな 帰ろかな土産ばなしが ないけれど潮の香りが
おやじ 稲刈りすんだのかい今年の出来は どうだったワラであばれて ぶたれた頃が思い出される しみじみとゆったりしてたよ なあおやじ達者でナア おやじ 祭りはすんだのかいいためた腰が 気にかかる無茶はしないで いてくれよおれが帰れりゃ いいんだがそいつが叶わぬ なあおやじ堪忍ナア おやじ 今夜も飲んでるかい旨(うま)そにグイと 目を細め弱くなったと おふくろさんがいつかしょんぼり 話してたいっしょに飲み
情けもらって 情けを返す昔ながらの 人の世がいつから寒く なったのか人情・愛情・友情と情けにもいろいろ あるけれど薄情さえも 情けのうち情けは人の 為ならず 一度枝から 離れた花は二度と咲かない 戻らないそれじゃあ ここで もう一度咲かせて みせよう 男花一度は散りゆく 花でさえ命を懸けりゃ よみがえる死んで花実(はなみ)が 咲くものか 人情・愛情・友情と人生は捨てた ものじゃない男の一生(たび)は綱
夢を追いかけて 全て投げ捨てて夢をつかめずに 一人泣いた夜雲の切れ間から 光る星ひとつずっと ずっとついてくるそれはやさしい母の顔 暗い夜の海 波が岩を噛む荒れて暮らしてた 俺を笑うのか波はどこからか 遥(はる)か打ち寄せて一人 一人漂えば いつか心はさざ波に 冬の寂しさに 雪も友を待つ去年(こぞ)の雪さえも じっと耐えるのか一人立ち止まり 空を見上げればやがて やがて来る春にきっと架(か)かるよ 夢
夢の中で 詫びていたお前は笑って うなずいた俺を見上げて 甘える癖が瞼(まぶた)とじても 離れない上り坂 下り坂まさかの坂に 転げても黙って付いて 来てくれた心の中で ひとり言俺はお前を 俺はお前を 離さない 夢の中で 泣く俺の背中をずっと さすってたいつも一緒と お前の声が夜の沈黙(しじま)に 聞こえるよ上り坂 下り坂まさかの坂に 転げても涙も見せず いてくれた心の中で ひとり言俺はお前を 俺はお
銀杏(いちょう)並木に 吹く風の落ち葉が足に からみつくここは青山 外苑通りあの日二人で 歩いた道よ腕をからめて 甘える君の髪の匂いが 懐かしい ほんの小さな 諍(いさか)いが誤解のままで 右左ここは赤坂 一ツ木通りあの日気まずく 別れた場所さたった一言 意地など捨てて言えば良かった 好きだよと 冬の足音 駆け足でコートの衿を 立てて行くここは白金 プラチナ通りあの日黙って 渡そうとした君のイニシャル
罪は承知で ついて来た抱いて下さい あなたのままに人の妻でも おんな花あなた無しでは 枯れてゆく切なく唇 重ねても未来(あす)は見えない 情恋(こい)の宿 添えぬ運命(さだめ)の 二人でも愛し愛され 心はひとつ独り占めでは ない胸に朝が来るまで みだれ咲く背中に爪痕(つめあと) 思いきりつけて燃えたい 情恋(こい)の夜 何も言わずに 抱きしめてあなた思えば 乳房(こころ)が疼(うず)く愛の炎に 包まれ
死んでもいいほど 愛したあなた明日は別れる 二人の運命(さだめ)抱いて…抱いてください 折れるほど人目忍んで 逢いに来た京都鴨川…京都鴨川せせらぎの宿 優しくしないで 辛過ぎるから乱れ黒髪 涙にぬれるつけて…つけて下さい この肌におんな一人で 生きるため愛の傷跡…愛の傷跡消えないように 命を削れば 叶うのならば時間(とき)を止めたい この腕のなかあなた…あなた一人に 散りたいの耳をすませば 虫のこえ京
最終列車の レールの音が俺の心に 問いかけるお前の生き方 いいのかこれで夜空に浮かぶ 親父の顔がにっこり笑って 答えてくれたやり直そうか 故郷(ふるさと)で 故郷(ふるさと)で やること なすこと はずれてばかりあせる気持ちが 裏目(うら)にでる都会の片隅 小さな酒場グラスの底に 涙の顔が寂しく笑って 見送(おく)ってくれたやり直そうか 故郷で 故郷で トンネル抜けたら 夜明けの海よ星が消えてく 陽(
腿(もも)に「の」の字を 書きながら次の約束 せがむ女(やつ)口にゃ出せない 男の本音あぁ こんな女とこんな女と 暮らしたい 酔ったおでこに 手を当ててそばで返盃(へんばい) ねだる女(やつ)酒も呑めない 女もいいがあぁ こんな女とこんな女と 暮らしたい 神でこよりを 縒(よ)りながらここに寝てよと 膝を出す面倒くさいと 恰好つけてあぁ こんな女とこんな女と 暮らしたい 夢か現(うつつ)か 幻かあなた起
初心(うぶ)な男(あなた)に 死ぬ気で惚れて夏の夜空に 遠花火(とおはなび)背中が痒(かゆ)いと 浴衣の衿(えり)にその手借りても 気付かないほんに貴男(あなた)は ほんに貴男(あなた)は唐変木(とうへんぼく)の いくじなし いくじなし 「君の為なら 捨てるよ夢も」甘い言葉に ほだされて優しいだけでは 生きてはゆけぬ全て無くした この私ほんに貴男(あなた)は ほんに貴男(あなた)は唐変木(とうへんぼ
俺のつま弾(ひ)く ギターに合わせ酔って替え歌 歌ったあの日男ふたりで 笑い転げて涙流した 夜の海暗い夜空で 瞬(またた)く星に釣(つ)られて笑うか 弦(いと)の月 「流れ星なら 私の涙…」キザな女に 振り回された俺とお前で 意地張り合って今じゃ笑って 話せるよ胸の痛みも 心の傷もいやしてくれそな 弦(いと)の月 夜の砂浜 男がひとり朽(く)ちた小舟に 背中を預け一人ぼっちで つま弾(び)く曲はあの日
茜空(あかねぞら) ぼんやり見上げ会えなくなった お前を想う大事に 大事に 育てた子でもある日 ボタンの 掛け違い傷口に塩を塗るような 言葉を吐いてさぞかし悔(く)やんで いるだろう寂しくなったら 帰っておいでこの頃すっかり 忘れっぽくて母ちゃん 何にも 覚えてないよ 軒下の 洗濯物が雨に降られて 雫(しずく)が落ちた今頃どうして いるんだろうか涙堪(こら)えて 生きてるか元気かと 突然かけてきた 
グラスの酒を 飲みほせばふたりに別れが 待っているいつかまた 逢えるなんてそんな気休め 言ったけどおまえの涙からあわてて俺は 目をそらす男と女 東京25時 おまえがわるい わけじゃないそんなに自分を せめるなよたかだかの 二年ちょっと愛をきどった やさしさで心の寂しさを温めあって 来ただけさ男と女 東京25時 それじゃ行くよと 別れつげ深夜の酒場の カウンター振り向けば 俺をめがけ指のピストル 弾いた
口は重いし 愛想も無いし思いどおりの 言葉さえ見つけることも 出来ない俺さこんな自分に 苦笑い素直になれず 悔やんでいるよやだね やだね なぜかつっぱる昭和生まれの 男唄 出会った時には 惚れてもいたさそれでも何故だか 午前様明日は呑まぬと 決めてはいても夜が誘って はしご酒分かっているさ お前の涙呑んで 呑んで 呑んで寂しい昭和生まれの 男唄 今日こそほめて やれたらいいと言葉探して いるうちに季節
おまえのためなら いつだって死ねると謂ったら 笑うだろそれともおまえは 泣くだろかおまえしか愛せないすべてを捧げて すべてを許しておまえしか愛せない今夜も俺を 迎えてくれよこころ溶かす 微笑みで 一生一度の 恋だからこの腕この胸 命がけ誰にもおまえを渡さないおまえしか愛せないすべてを投げ捨て 裸になってもおまえしか愛せない今夜も俺を 包んでくれよ母とおなじ ぬくもりで おまえしか愛せないいくつになって
“舟は櫓まかせ 船頭まかせ” 散るを惜しむか 岩つつじ紅もはんなり 胸に染む情かわした 湯の花温泉の湯の香乗せてく 保津川下り “川の流れは 早瀬にかわる” 岩に砕ける 水しぶき濡れて嬉しい 恋路でも別れ惜しんで 川も哭く未練みちづれ 保津川下り “誰を追うやら 鵜の鳥一羽” 舟の水竿に すがりつくとめてください 情け舟名残りつきない 嵐山船頭恋唄 保津川下り
この愛を 止めないで石見(いわみ)の海よ甘い潮のかおりに魅(ひ)きよせられて出会ったここは港町 サンセット浜田 夕日が溶けてゆくサンセット浜田 海が燃えているあなたと踊ろう熱いくちびるに 夢をかさねて――あなたと踊ろう 神楽舞い かがり火が棚田を照らす時を超えてはるかな歴史がこころを癒やすここは夢の里 サンセット浜田 やさしい人が住むサンセット浜田 星が降る町よあなたと踊ろう心つなぎあい 朝がくるまで―
夜に咲く花 恋桜(こいざくら)一重(ひとえ) 二重(ふたえ) 三重(みえ)に咲く巡り合わせの 恋の糸惚れたお前の 愛しさをグラスの酒に 映す夜大門酒場の 片隅で唄う恋唄 夢綴り 雨に咲く花 薄桜(うすざくら)一重 二重 三重に咲く来世(こんど)は必ず 一緒ねと可愛いお前の 笑い顔グラス傾け 想い出す松阪愛宕の カウンター唄う恋唄 夢綴り 風に咲く花 冬桜(ふゆざくら)一重 二重 三重に咲く今度何時来る