飛騨の吊り橋 – 山口百恵

吊り橋を誰か渡る
淋しい音が夜をふるわせる
あの人も橋を渡り
街に行って戻らないの

飛騨の山は静か 今年も大雪よ
便りも途切れたの 忘れてしまったの
街の女性(ひと)はきれいでしょう この私より

吊り橋の上であなた
迎えに来ていると真似目な顔した
でもいいの今は私
飛騨の里で生きてゆける

囲炉裏(いろり)の火にあたり 炎を見つめてた
お婆さんが笑う もうすぐ正月と
顔の皺を深くして倖せに笑う

飛騨の山は静か 今年も大雪よ
便りも途切れたの 忘れてしまったの
街の女性(ひと)はきれいでしょう この私より